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米RMBキャピタル:「ガンダム」創通TOB価格引き上げ提案を発表

米アクティビストファンドのRMBキャピタルは19日、バンダイナムコホールディングス(バンナムH)がアニメ「機動戦士ガンダム」の版権の一部を保有している創通に対して実施中の株式公開買い付け(TOB)について、現行価格よりも5割弱高い価格でのTOBを新たに実施することを提案すると、正式に発表した。

  RMBの細水政和ポートフォリオマネジャーはブルームバーグの取材に対し、創通の10%超の株主が今回のTOBにおける利益相反状況について強い憂慮を共有しているとした上で、「バンナムHのTOB価格には賛同できないと考えていることを確認しており、事実上の共同提案だ」と電子メールで回答。「このままでは少数株主の利益を不当に奪う結果となる。極めて遺憾だ」との懸念を示した。

  提案については、15日付でバンナムH取締役会に文書で送付済み。創通株の49.2%を保有する創業者株主に対しては現在のTOBを継続して1株3100円で株式を買い取る一方、一般株主に対しては少なくともこれより48%高い1株4600円以上を買い取り価格とする新たなTOBを実施するよう提案している。

  今回のTOBについて、RMBはかねてから反対を表明。TOB価格から試算したガンダムの知的財産権(IP)約400億円は不当に低く、創通株の適正価格は少なくとも1株4600円だと主張。バンナムHが創通創業者らとTOB成立後の一部事業譲渡の取引を検討していることが、均一の公開買い付け条件を求める金融商品取引法に違反する可能性があるなどと指摘していた。

 

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