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香港、多数の流血の可能性に懸念拡大-理工大のデモ隊を警察が包囲

  • 「数百人」がまだ大学に残っているとSCMP紙は報道
  • 24日の地方議会選挙、実施できるか当局者からも悲観的な声

香港では、九竜地区にある香港理工大学に立てこもるデモ隊と、包囲する警察のにらみ合いが18日深夜も続き、警察の攻勢により多くの流血の事態につながるのではないかとの懸念が強まっている。

  18日の衝突では、車両が炎に包まれるなどあちこちで火が燃え盛り、警察が催涙ガスでデモ隊に応酬するなどの光景が見られた。立てこもるデモ隊を支援しようと、理工大に向かう大勢の人々と警察の衝突もあった。

Police Tell University Protesters To Surrender After Violent Weekend Protests Shut Down City

尖沙咀で女性を拘束する警察官(11月18日)

Photographer: Kyle Lam/Bloomberg

  大学キャンパスの壁を乗り越え脱出に成功したデモ参加者もいたが、警察は周辺で多くの参加者を逮捕。参加者を警官が地面に押さえつけ、警棒でたたく様子も見られた。香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、「数百人」がまだ大学に残っていると報じた

  18日夜、香港政府は大学に立てこもるデモ隊に投降するよう警告するとともに、市民にキャンパスに近づかないよう求めた。一方、抗議活動家は警察に対抗するため結集するよう呼び掛けた。

  テレビに映る香港は金融の中心地というよりも紛争地帯の様相を呈し、香港政府政制・本土事務局の聶徳権(パトリック・ニップ)局長は記者団に、暴力のエスカレートにより24日に予定されている区議会(地方議会)議員選挙を「実施できる可能性が小さくなった」と述べた。

  香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官はフェイスブックへの投稿で、「警察は繰り返し訴えており、理工大キャンパスにいる者は耳を傾けるべきだ」とコメントした。行政長官は19日午前、週定例の記者会見を行う予定。

  ポンペオ米国務長官は、香港における暴力の激化に米国として「重大な懸念」を抱いているとして、デモ活動を巡る事件の独立した調査を認めるよう行政長官に求めた。また、米議会のマコネル共和党上院院内総務はトランプ大統領に対し、デモ隊のために声を上げるよう促した。

原題:Hundreds Trapped in Hong Kong Siege, Raising Fears of CrackdownPompeo Calls on Lam to Allow Independent Probe: Hong Kong Update(抜粋)

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