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債券は上昇、リスク回避の買い圧力-あすの20年債入札で需要期待も

更新日時

債券相場は上昇。米中の貿易協議を巡る先行き不透明感が再び強まったことからリスク回避の買い圧力が掛かった。

  • 新発10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.10%と、7日以来の低水準
  • あすに20年債入札を控えている新発20年債利回りは一時1bp低い0.275%と、7日以来の水準に低下
  • 長期国債先物12月物の終値は5銭高の153円30銭。一時16銭高の153円41銭まで水準を切り上げたが、その後は上げ幅を縮小

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 米中貿易摩擦など海外情勢は依然として実体経済の下押し要因が目立ち、グローバルに金利は上がりにくい
  • 加えて、日本銀行のスティープ(傾斜)化策の影響で日本の金利が欧米に対して高くなりやすく、結果として円高・日本株安を招くリスクが外国人投資家を中心に意識され始めてきた
  • 日銀のスティープ化策への警戒は薄れてくると思われ、あすの20年債入札に期待感もある
長期国債先物12月物の日中取引推移

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下と5年超10年以下。買い入れ額は各ゾーンで前回から据え置き
  • 応札倍率は残存1ー3年が2.03倍、3-5年が3.31倍、5-10年が2.99倍といずれも前回から上昇
  • SBI証の道家氏
    • 20年債入札に備えてオペでポジションを軽くしておこうという動きがあったと思われる
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

  • 中国のムードは悲観的、貿易取引で-CNBC記者がツイート
  • 18日の米10年物国債利回りは前週末比2bp低い1.82%程度で終了。この日の時間外取引では1.79%台まで低下
  • この日の東京株式相場は反落し、日経平均株価は0.5%安の2万3292円65銭で終了。東京外国為替市場ではドル・円相場が一時1ドル=108円46銭とドル安・円高が進行

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.210%-0.205%-0.100%0.280%0.430%0.460%
前日比横ばい-0.5bp-1.0bp-0.5bp-1.0bp-1.5bp
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