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日本株は反落、米中楽観後退や円安一服-輸出や資源など景気敏感安い

更新日時
  • 中国の貿易取引ムードは悲観的とのツイート、原油や銅など市況下落
  • ドル・円は1ドル=108円40-70銭台で推移、18日は一時109円台
Traders work inside the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.

19日の東京株式相場は3日ぶりに反落。米中通商交渉に対する楽観がやや後退したことや為替の円安一服、商品市況安を受け、電機や機械など輸出関連、鉱業や非鉄金属など資源関連株が下げた。

  • TOPIXの終値は前日比3.99ポイント(0.2%)安の1696.73
  • 日経平均株価は124円11銭(0.5%)安の2万3292円65銭

〈きょうのポイント〉

  • 貿易取引についての中国当局のムードは悲観的、協議はするが待つというのが現在の戦略-CNBC記者がツイート
  • 18日の米原油先物は1.2%安の1バレル=57.05ドルと反落、銅やニッケルなどロンドン金属取引所(LME)金属市況も安い
  • 香港、多数の流血の可能性に懸念拡大-理工大のデモ隊を警察が包囲
  • きょうのドル・円相場は1ドル=108円40-70銭台、18日は一時109円台

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鮎貝正弘シニア投資ストラテジストは「日本株は需給面では海外勢の買い戻しの第一陣が終了しつつある上、バリュエーション面からみても一区切りついた感がある」と指摘。その上で「米中協議の行方を見ようといったん様子見ムードに入ったかもしれない」との見方を示した。香港情勢も「米中交渉に影響するかもしれない潜在リスクとして市場が捉えている部分もある」とみる。

  米シカゴ先物の18日清算値は大阪取引所の通常取引終値に比べて5円安だったが、為替の円安の勢いが一服する中で日経平均は一時171円安まであった。大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジストは「米中交渉は話し合いが進展している一方で、詰めの作業をしているとあってお互い神経質になるのは致し方ない」と語る。

  三菱モルガンによると、アベノミクス開始から17年度までの日経平均の平均PERは14.9倍だったのに対し、米中摩擦懸念が高まった18年度以降は12.5倍。足元では14倍を上回るなど18年度以降では最も高い水準まで到達した。「来期に向けて許容できる先高観はあるが、バリュエーション面からは高値警戒も出やすい」と、三菱モルガンの鮎貝氏は言う。東証1部売買代金は1兆9674億円と、2日連続の2兆円割れ。

  業種別では市況関連の下げが目立つ。貿易戦争が解決するとの見通しが後退し、きのうの米原油先物は反落。供給が潤沢な兆候などが需要見通しを押し下げ、LMEのニッケル相場は一時約3カ月ぶり安値に下落した。

  もっとも、東証1部の値下がり銘柄は全銘柄の54%にとどまるなど、一方的に下値を売り込む動きも限定的だった。大和証の石黒氏は「グローバル景気の底入れ期待が根強い中、現時点では米中交渉が決裂になる可能性も低いことから、安い場面があればすぐに押し目が入ってくる」とも、話していた。

反落
  • 東証33業種では非鉄金属やゴム製品、鉱業、機械、輸送用機器、電機、石油・石炭製品が下落
  • 業界再編期待が高まった医薬品は高いほか、不動産、その他金融、証券・商品先物取引、サービス、陸運は上昇
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