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11月18日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが下落、トランプ・パウエル会談でドル話題に

  18日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長とトランプ大統領は18日の会談で、ドル高やマイナス金利などについて話し合った。英与党・保守党の立候補者らがジョンソン首相の離脱合意案に賛成票を投じることを誓約したことから、ポンドは上昇。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下
    • トランプ大統領、パウエルFRB議長、ムニューシン財務長官がホワイトハウスで会談したと伝わった後、指数は11月7日以来の安値となった
    • パウエル氏の発言は「先週の議会証言での発言と整合的だった」-米金融当局
    • 両者は低インフレについても話し合った-トランプ氏ツイート
    • 「実際のところ、米製造業者の主な懸念はドルの相対的な強さではなく、貿易を巡る不透明性がもたらす打撃の方だ」-スコシアバンクの通貨ストラテジスト、フアン・マヌエル・ベタンクール氏
  • クリーブランド連銀のメスター総裁は、米金融政策は好位置にあり、インフレは当局の2%目標に向かって上昇しているように見受けられると発言
  • 逃避先通貨はしっかり。米国との貿易取引に関する中国のムードは悲観的だとのCNBC記者のツイートが手掛かり
  • ポンドは主要10通貨の中で最も好調。ニューヨーク時間午後4時28分現在、ドルに対し0.5%高の1ポンド=1.2955ドル
    • 英総選挙関連の一連の世論調査で、ジョンソン首相率いる保守党が野党を大きくリード
    • ポンドはドルに対し4営業日続伸
  • ドルは対円で0.1%安の1ドル=108円67銭
    • ドルは早い時間に0.3%高となったが下げに転じ、一時は0.3%安の108円51銭に
  • ユーロはドルに対して0.2%高の1ユーロ=1.1073ドル
    • 0.4%高の1ユーロ=1.1090ドルと、11月7日以来の高値に達する場面もあった

原題:Greenback Slips as Trump Talks Dollar With Powell: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が小幅高で最高値更新、米中協議に注目

  18日の米株式相場は小幅続伸し、主要株価指数は最高値を更新した。米中貿易交渉での進展の兆しに注目が集まった。米国債利回りは低下した。

  • 米国株は連日の最高値更新、ディフェンシブ銘柄が堅調
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.81%
  • NY原油先物は反落、貿易戦争解決の見通し曇る
  • NY金先物は反発、米中協議巡る疑念再燃

  S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均、ナスダック総合指数はいずれも取引時間中はもみ合う場面が多かったが、小幅に上昇して引けた。生活必需品や公益などディフェンシブ銘柄の上げが目立った。米国は中国の華為技術(ファーウェイ)に対する米製品の禁輸措置に関して、一部の米企業に取引継続を認める適用猶予期間をさらに延長すると伝わった。一方、中国は米国と近く包括的な合意に達することに懐疑的だとの報道も流れた。

  S&P500種は前週末比0.1%高の3122.03。ダウ平均は31.33ドル(0.1%)上げて28036.22ドル。ナスダック総合は0.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時42分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.81%。

  米国株は貿易を巡る展開に敏感なことが示された。先週末の株価は米中が第1段階の貿易合意に近いとのクドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長発言を受けて、値上がりしていた。

  ファースト・アメリカン・トラストのジェリー・ブラークマン最高投資責任者(CIO)は「楽観が悲観に変わるのをこれまでに何度見てきたか分からない」と指摘。「簡単なものだったら、既に署名されているだろう」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。約2週間ぶりの大幅安となった。貿易取引についての中国当局のムードは悲観的だと伝わったことから、貿易戦争が解決するとの見通しが後退した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は67セント(1.2%)安の1バレル=57.05ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は86セント下げて62.44ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。一時は下げていたものの、上げに転じた。米中両国が週末に電話で協議したことを巡り明るいセンチメントが広がっていたが、中国当局のムードは悲観的だという報道を受けて楽観が後退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%高の1オンス=1471.90ドルで終了。

原題:Stocks Edge Higher With Focus on China Trade Deal: Markets Wrap(抜粋)

Oil Falls as Pessimism Clouds Prospect of Trade War Settlement

PRECIOUS: Gold Rebounds as Trade Doubts Creep Back Into Markets

◎欧州債:周辺国債が上昇、金融政策の限界まだとECB当局者が発言

  18日の欧州債市場では、周辺国債が他のユーロ圏国債のパフォーマンスを上回った。ECBのチーフエコノミスト、フィリップ・レーン理事がECBの金融政策はまだ限界点に達していないと指摘したことに反応した。ドイツ債は下げを埋めた。米中貿易合意について中国当局のムードは悲観的との報道が手掛かりとなった。データによると、ECBはQE再開後の2週目に約44億ユーロ相当の債券を購入した。1週目の購入額は90億ユーロだった。ECBは月200億ユーロ相当の債券を購入することになっている。

  • イタリア債は上昇。長期債はスペイン債を下回るパフォーマンスだった
  • ドイツ債は変わらず。中核国債のパフォーマンスは準中核国債を下回った。イールドカーブは総じてフラット化した
  • 英国債はベアフラット化した
  • ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずのマイナス0.34%、フランス10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.03%、イタリア10年債利回りは3bp低下の1.20%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:
Peripheral Bonds Lead European Gains; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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