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トレーディングフロアを去る女性-「自覚なき差別」が閉ざす出世の道

カミラ・サットン氏はスコシア銀行で、外国為替のグローバル責任者まで昇進した。その過程で小さな子供がいるのに出張すべきかと聞かれたり、駆け出しの行員と間違えられたりと苦労した。ある日トップレベルの会議に出たところ、女性は自分だけだった。

  トレーディングの仕事を同氏は結局辞めた。今は職場に女性を増やす「ジェンダーダイバーシティー」向上を目指す会社で働いている。「業界の上級職の女性は、どのテーブルでもそこで唯一の女性になるだろう。日々の『自覚なき差別』に絶えず向き合うことは、彼女らをひどく疲れさせるきつい仕事になる」と同氏は話す。

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カミラ・サットン氏

  産休から戻って22日後に説明なしで解雇されるなど、もっとひどい体験をした女性のプロフェッショナルも存在する。しかし、女性たちを疲れさせるのは、会議で絶えず発言を遮られたり、報酬で冷遇されたり、同性のロールモデルがいなかったりという日々のあれこれだ。トレーダー経験者らによれば、業界は女性にとってなお厳しい場所だ。

  女性の雇用と昇進に前向きに取り組んでいると銀行はいうが、経営上層部を見る限りそうは思えない。銀行が提供した情報に基づけば、投資銀行上位10行でグローバル通貨トレーディングを女性が統括している例はない。

  サットン氏とBNPパリバの為替・商品米州責任者だったキャサリン・フラックス氏は、女性通貨トレーダーの増加に関するブルームバーグの3年前の記事に登場したが、2人ともその後業界を去った。

  30年にわたり外為業務に携わったメグ・ブラウン氏も今は業界を離れ、非営利セクターで働いている。 1990年代には同僚とストリップクラブに行ったこともあるという。「状況は変わっていないのではないかと心配だ。見えにくくなっただけではないか」と同氏は語った。

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キャサリン・フラックス氏

原題:Women Desert Trading Floors as Bias Blocks Path to Management(抜粋)

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