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底堅かった香港の労働市場に亀裂、デモ長期化でリセッション深まる

香港では数カ月にわたる政治的抗議活動とリセッション(景気後退)入りを受け、底堅かった労働市場に亀裂が生じ始めている。

  小売業者やレストラン、ホテルは生き残りを図るため、賃金や労働時間の切り詰めや人員削減を進めている。5カ月にわたる混乱の解決策が見つからなければ、香港の記録的な低失業率は終わりを迎えると広く予想されている。

Hong Kong Protester Shot by Police in Morning Commute Chaos

人通りの少ない歓楽街、蘭桂坊(11月11日)

写真家:ジャスティン・チン/ブルームバーグ

  香港のナイトスポットのクラブで最近新たな職を得たネスター・マヌエルさん(21)も影響を受けた1人。「このデモで会社は私を雇う余裕がなくなり、私はこの半年で2回も転職せざるを得なかった。私が好きなこの業界が廃れていくのを目にするのは悲しい」と話すマヌエルさんは、前の雇用主は最初、雇用を守ろうと給料を減らしたものの、すぐにもっと思い切った措置を講じざるを得なくなったと語った。

Halloween Protest At Famous Hong Kong Party District

飲食店のそばを歩く「ハロウィーン」のマスクをした抗議デモ参加者(10月31日)

写真家:ジャスティン・チン/ブルームバーグ

  香港の全体的な失業率は7月以降、過去最低に近い2.9%で推移しているが、その強さにも陰りが生じつつある。10月の失業率統計は18日に発表される予定で、3%への悪化が見込まれている。

  一方、小売業や宿泊施設、飲食サービスを含む消費および観光関連部門の失業率は、7-9月期に2年ぶり高水準の4.9%に上昇した。飲食業界ではさらに悪化し、6年ぶりの高水準の6.0%に達した。

  CLSAのエコノミスト、イネス・ラム氏は、抗議デモ収束の兆しがない中、ショッピングモールや飲食店、地下鉄は終業時間の前倒しを続ける公算が大きく、「抗議活動が長期化すれば、香港の観光や小売り、飲食業界はさらにビジネスが悪化する」と予想。小売り、宿泊、飲食業界の失業率が2020年半ばまでに10%に上昇し、全体の失業率は4%と10年11月以来の水準を付けるとの推計を示した。

Enterprise Malaise

Hong Kong small and medium business sentiment declined again in October

Source: Hong Kong Census and Statistics Department

Note: Data shows monthly diffusion index reading on business receipts for SMEs, calculated by adding the percentage of respondents reporting "up" compared with previous month and half those responding "same." Survey size is about 600 SMEs drawn from a larger pool. Reading above 50 indicates generally favorable business conditions.

Hong Kong's labor market resilient for now amid protests

原題:
Hong Kong’s Job Market Starts Weakening as Recession Deepens(抜粋)

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