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ドル・円は108円後半、米中協議への期待と香港懸念で動けず-ポンド上昇

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台後半で小動き。先週末に続いて第1段階合意に向けた米中貿易交渉の進展期待が支えとなる一方、混乱が続く香港情勢への懸念もくすぶり、上下ともに動きづらかった。英総選挙で与党が勝利し欧州連合(EU)離脱がスムーズに進むとの見方からポンドは上昇。

  • ドル・円は午後3時25分現在、前週末比ほぼ変わらずの108円84銭。早朝に付けた108円87銭から108円67銭まで軟化も続かず、午後にかけては108円80銭台で膠着(こうちゃく)
  • ポンド・ドルは0.2%高の1ポンド=1.2927ドル。一時1.2932ドルと2週間ぶり高値
  • ユーロ・ドルも強含み。一時0.1%高の1ユーロ=1.1065ドルと7日以来の高値
108円後半でこう着

市場関係者の見方

クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長

  • 朝方は香港での警察によるデモ参加者排除などがやや嫌気されたのかもしれない。いずれにしろ、米中・香港情勢が不透明でポジションが取りづらい
  • チャート的には引き続き200日線(18日時点で109円ちょうど)より上で定着できるかがドル・円の焦点。2月末と4月はだましだったので、先週までの動きもだましかどうか、もう少し様子を見る必要がある

大和証券投資情報部の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 米株を見ていると米中協議には相当楽観的だが、進展が遅いということもあり、金利や為替はそこまでではない
  • ドル・円は上も下もいったん試してしまった感があり、108円後半が今のところ居心地がいい。 109円台は売りそびれている国内輸出企業などがいるとみられ、重くなるだろう

背景

  • 米中両国はアジア時間16日に閣僚級電話会談を実施。中国商務省の発表によると、第1段階の合意に向け双方の中核的な懸案事項について「建設的な議論」を行い、引き続き連絡を密にすることで合意
  • トランプ政権は18日に期限切れとなる華為技術(ファーウェイ)への禁輸措置の猶予を再び延長する準備をしていると、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報道
  • 香港では週末も警察と抗議デモ参加者との激しい衝突が続き、24日の区議会議員選挙が実施されるか不透明
    • 香港警察は週末の抗議活動参加者らとのにらみ合いの末、18日に九竜地区にある香港理工大学でデモ隊の排除作戦を実施
  • 12月に総選挙を控えて16日公表された世論調査では英与党保守党のリードが拡大。 ジョンソン首相は、保守党の立候補者全員が当選した場合は同首相の離脱合意案に賛成票を投じるとの誓約書に署名したと英紙サンデー・テレグラフとのインタビューで語った
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