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手術は心臓発作予防で薬や生活習慣改善に勝らず-新たな研究が示す

  • バイパス手術とステント、薬物療法を上回る効果ないとの試験結果
  • 5000人超の虚血性心疾患患者が参加-米国心臓協会の会議で発表
Nurse wheeling patient to surgery OR
Photographer: Dana Neely/Stone Sub
Nurse wheeling patient to surgery OR
Photographer: Dana Neely/Stone Sub

心臓発作の予防でバイパス手術とステント治療は薬物療法を上回る効果がない。こうした研究結果が米国心臓協会(AHA)年次科学会議で16日発表された。

  バイパス手術とステントの過剰利用が示唆されたのは「ISCHEMIA」試験が初めてではない。ただ同試験には5000人超の安定虚血性心疾患(SIHD)患者が参加し、過去最大規模。バイパス手術あるいはステントによる治療を受けた人と、アスピリンやスタチンなどの医薬品および生活習慣アドバイスのみを受けた人を比較している。

  標準的な療法は、血管が狭くなっている周辺に手術によって迂回(うかい)路をつくる冠動脈バイパス手術(CABG)か、ステントと呼ばれる筒状の器具を挿入するかのいずれかだ。

  具体例を挙げると、2020年米大統領選で民主党候補指名の獲得を目指しているバーニー・サンダース上院議員は先月、イベントに参加するため訪れたラスベガスで胸の不快感を訴え、医師の診察を受けたところ閉塞が見つかり、胸にステント2本を挿入する処置を受けた。

  ISCHEMIA試験はニューヨーク大学ランゴーン医療センターのジュディス・ホックマン上級副所長(臨床科学担当)とスタンフォード大学医学部の予防心臓病学ディレクター、デービッド・マロン氏が主導。マロン氏は「われわれはこの結果に基づき、心臓発作のリスク低減効果が分かっている医薬品を服用し、体を動かし、健康的な食事を取り、禁煙することを全ての患者に勧める」とした。

原題:
Surgery Isn’t Any Better Than Drugs for Heart Disease: Study(抜粋)

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