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魚油由来薬に着目し大当たりの投資家、マティナス株取得で新たな賭け

  • ベーカー・ブラザーズはマティナス・バイオファーマ約200万株取得
  • アマリン株を7-9月に100万株余り売却したが、なお第1位株主

魚油由来の医薬品を開発したアマリンへの投資で大当たりしたベーカー・ブラザーズ・アドバイザーズが、この分野で新たな賭けに動いている。

  バイオテクノロジー分野への投資が専門のベーカーは7-9月(第3四半期)にマティナス・バイオファーマ・ホールディングスの株式約200万株、約200万ドル(約2億2000万円)相当を取得した。同社は拡大させていたアマリン株のポジションから既に大きな利益を手にしている。

  脳卒中や心臓発作のリスクを著しく低下させるアマリンの高トリグリセリド血症治療薬「Vascepa」(一般名:イコサペント酸エチル)はウォール街で高い評価を得ているが、マティナスも血中の中性脂肪であるトリグリセリドを低下させる魚油由来の同様の医薬品を開発中だ。

  ベーカーの保有株開示に加え、Vascepaについて米食品医薬品局(FDA)諮問委員会が14日、安全性および有効性を認め、全会一致で適応拡大に賛成したことがマティナスにとって二重の好材料となった。

  マティナスの株価は15日、16%高で取引を終え、時価総額は約1億6900万ドルに増加した。一方、2018年9月時点で8億1800万ドルにすぎかったアマリンの時価総額は今や約86億ドルだ。約147億ドルの資金を運用するベーカーはアマリン株を7-9月期に100万株余り売却したが、それでも第1位株主だ。

Baker Bros. snapped up shares of Matinas as Amarin continues hot streak

  BTIGのアナリスト、ロバート・ハズレット氏は14日のリポートでマティナスの「MAT9001」について、Vascepaを上回るトリグリセリド低下効果を示しているため、今回の諮問委の決定は追い風だとの見方を示した。マティナスはVascepaと直接比較する別の試験を進めており、データは2020年終盤に入る見通し。

原題:
Baker Bros. Makes Another Fish Oil Bet After Amarin Boom(抜粋)

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