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FRB、低金利長期化が引き起こすリスクを警告-金融安定性報告

  • 半年に一度の金融安定性報告、FRBが15日公表
  • 低金利が金融安定損ねるリスク、レポ市場の問題など言及

米連邦準備制度理事会(FRB)は15日公表した最新の金融安定性報告で、低金利が長引けば米銀の収益を圧迫し、金融機関をリスクの高い行動に向かわせる可能性があるとし、金融システム安定を脅かしかねないとの認識を示した。

  半年に一度の同報告でFRBは、銀行や保険会社が直面する利ざや縮小を強調。これがひいては融資基準を損ねる恐れがあると指摘した。

Fed says persistently low rates could threaten financial stability
Fed Chair Jerome Powell Testifies Before The House Budget Committee

パウエルFRB議長

  FRBは「金利が長期にわたり低水準にとどまれば、銀行や保険会社、他の金融仲介業者の収益性にストレスがかかり、利回り追求の動きを助長、ひいてはその後の衝撃に対する金融セクターの脆弱(ぜいじゃく)性を高める可能性がある」と分析した。

  報告作成の大半の作業は、9月にレポ市場が混乱し、短期金融市場への流動性供給を当局が余儀なくされる以前に済んでいたが、報告書は短期レポ取引の問題にも短く言及。

  「レポ市場での圧力がフェデラルファンド(FF)市場を含む他市場にも波及した。金融当局はFF金利を目標レンジ内に維持し、十分な準備金供給を確実にするため、9月中旬から多数の措置を講じた。短期資金を調達する市場での圧力は以後、和らいだ」と説明した。

原題:
Fed Warns Prolonged Low Interest Rates Could Spark Instability(抜粋)

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