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【NY外為】ドル下落、米鉱工業生産が低調-リスク選好で円も安い

15日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが下落。週間ベースでも値下がりした。米小売売上高が市場予想を上回った一方、米製造業の活動は落ち込んだ。リスクセンチメント改善で株価が最高値を更新したのに伴い、安全逃避通貨は下落した。

  • ニューヨーク時間午後4時11分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%下落。週間でも0.2%下げた。前日には10月16日以来の高水準を付けていた。主要10通貨ではこの日、円とスイス・フランの下げが目立った
    • 10月の米鉱工業生産指数のうち、製造業生産は6カ月ぶりの大幅なマイナス。ゼネラル・モーターズ(GM)のストライキが響いた。11月のニューヨーク連銀製造業景況指数も低下
    • 10月の小売売上高は前月比0.3%増と、予想(0.2%増)を上回る伸び。消費者の支出意欲は年初に比べてペースは落ちているものの、継続していることが示唆された
  • カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)のストラテジスト、ジェレミー・ストレッチ氏:
    • 米国には「減速」リスクがあるが、想定していたほどの「ドル安は見られない」。貿易戦争による圧迫は引き続きユーロ圏など他地域の方が強い
    • ドルは来年いっぱい、徐々に下落するとストレッチ氏は予想
  • 来週は20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表される。利下げ決定に関する一段の詳細に市場の注目が集まる
  • この日はリスクテーク意欲が強まる中、円とフランが下落。クドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長は、米中が貿易協議「第1段階」の合意取りまとめに近いと述べた
  • 米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.83%。週間では11bp低下
  • ドルは対ユーロで0.3%下げて1ユーロ=1.1053ドル。対円では0.3%高の1ドル=108円78銭

原題:Dollar Set for Weekly Loss as Haven Currencies Ease: Inside G-10(抜粋)

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