コンテンツにスキップする

英労働党、ブロードバンド無料提供を計画-BT部門国有化の方針

英最大野党・労働党は、総選挙に勝利した場合、全国民に光ファイバーによるブロードバンドサービスを10年以内に無料で提供する計画を発表した。国内通信大手BTグループのネットワーク部門、オープンリーチを国有化して実行する。費用は200億ポンド(約2兆8000億円)と見積もる。

  BT株主は保有株と引き換えに新発国債を取得すると、労働党で「影の財務相」を務めるジョン・マクドネル議員がランカスターで15日述べた。BT株は15日のロンドン市場で前日比3.7%安となる場面があった。

  労働党は郵便、鉄道、水道、電気・ガス会社の国有化計画を発表済みで、目玉となる新たな選挙公約を掲げた格好だ。ブロードバンドの無料提供は、アマゾン・ドット・コムやフェイスブックなど多国籍企業への課税を財源の一部にする考えだという。ただ、最近の世論調査で労働党の支持率は平均29%と与党・保守党の40%に及ばず、計画実施に十分な議会内勢力を確保できない可能性がある。

  「労働党政権では、ブロードバンドが全ての国民にとり無料になる」と、コービン党首は言明。「これは21世紀の中核的インフラだ。あまりに重要で、民間企業に任せてはおけない」と、ランカスター大学での選挙関連イベントで語った。

  同計画の費用についてBTのフィリップ・ジャンセン最高経営責任者(CEO)は、労働党の見積額のほぼ5倍はかかるだろうと述べた。

原題:
U.K. Labour Plans to Nationalize BT’s Broadband Unit (3)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE