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インド最高裁、アルセロール・ミタルにエッサール買収完了認める

更新日時
  • アルセロールと日本製鉄がエッサールの債権者への支払いなど提案
  • エッサール買収、今回の最高裁判断が最終認可となる公算が大きい

インド最高裁判所は15日、世界最大の製鉄会社アルセロール・ミタルに再建中のエッサール・スチールを58億ドル(約6300億円)で買収する計画の完了を認める判断を示した。

  最高裁はアルセロールによるエッサール・スチール・インディアへの支払いを可能にするとともに、売却代金に関して有担保・無担保債権者に同等の権利を付与した破産を扱う上訴審判所の命令を退けた。判事3人から成る最高裁法廷は、破産した会社の債権者委員会が支払い不能となった資金の配分に裁量権があると結論付けた。

  エッサール買収でアルセロールはインド市場で4位の製鉄会社となる。アルセロールは1年余りにわたりエッサールの買収完了を目指してきたが、今回の最高裁判断が最終認可となる公算が大きい。会社側による異議申し立ては可能だが、決定が覆されることはまれだ。

Essar Steel Ltd.'s Pune Facility As Founders Put Up Roadblock To Lender's Choice Arcelor

 エッサール・スチールの生産施設(マハラシュトラ州)

Photographer: Dhiraj Singh/Bloomberg

  ルクセンブルクに本社を置き、インド人富豪ラクシュミ・ミタル氏が率いるアルセロールは日本製鉄と組み、エッサールの債権者に4200億ルピー(約6300億円)を支払い、さらに800億ルピーを同社に投じると昨年提案していた。

  会社法上訴審判所は今年3月、破綻処理手続きの下でこの提案を承認したが、債権者の間で資金配分に関して対立が生じたことから、最高裁が支払いを差し止めていた。

原題:ArcelorMittal Allowed to Complete $5.8 Billion Essar Deal (1)(抜粋)

(最高裁判断の内容などを追加して更新します)
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