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債券は下落、米中協議の合意期待で売り圧力-超長期債オペ結果も重し

更新日時

債券相場は下落。米中貿易協議を巡る楽観的見方を背景に株高となるなどリスク選好の動きが強まり、債券には売り圧力がかかった。日本銀行が実施した国債買い入れオペで超長期ゾーンの需給緩和が示されたことも相場の重しとなった。

  • 新発10年債利回りは一時前日比0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.07%まで上昇。朝方はマイナス0.095%に低下
  • 新発20年債利回りは一時1bp高い0.305%、新発30年債利回りは一時1.5bp高い0.46%まで上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は7銭安の153円05銭。午前には19銭高の153円31銭まで上昇する場面もあったが、午後に入って下げに転じ、一時152円99銭まで下落

市場関係者の見方

    岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

    • 米中貿易問題の決定打がない中で、まだ市場が振らされる展開が継続
    • ここからの米長期金利低下余地は限定的とみられ、さらに円債の上値を追う動きにはなりにくい
    • 超長期債オペは買い入れ額が据え置かれたものの、日銀の利回り曲線スティープ(傾斜)化姿勢には警戒感が残る
    長期国債先物12月物の日中取引推移

    日銀オペ

    • 対象は残存期間10年超。買い入れ額は前回から据え置き
    • 応札倍率は残存10ー25年が4.92倍、25年超が3.56倍と、ともに前回から上昇
    • パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
      • 新発30年物64回債が対象になるとの期待があったが、今回も除外された。ただ、25年超は買い入れ額が少ないため影響は限定的
      • オペ結果ではあらためて需給の緩さを確認。月内には20年と40年の入札が続くこともあり、持ち高を落とす動きもあったようだ
    • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

    背景

    • クドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長は14日、米中貿易協議の第1段階の合意に関して「米国側は現在毎日彼らと連絡を取っている」と記者団に語った
    • これを受けて、米株価指数先物が上昇。東京株式相場も反発し、日経平均株価は0.7%高の2万3303円32銭で終了

    新発国債利回り(午後3時時点)

    2年債5年債10年債20年債30年債40年債
    -0.200%-0.185%-0.075%0.300%0.455%0.485%
    前日比+0.5bp+1.0bp横ばい+0.5bp+1.0bp+1.0bp
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