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Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America

【米国株】S&P500がかろうじてプラス圏、国債も上昇

更新日時
NEW YORK, NEW YORK - NOVEMBER 07: Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) on November 07, 2019 in New York City. Stocks closed up over 160 points following news that China had come to an agreement with the U.S. to remove existing tariffs in stages. (Photo by Spencer Platt/Getty Images)
Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America

14日の米国株市場ではS&P500種株価指数がかろうじてプラス圏で引け、3日続伸した。強弱入り交じる経済指標が発表され、米中通商協議の部分合意を巡る懸念が高まっている。米国債は上昇した。

  • 米国株、S&P500が3日続伸-ダウは小幅安
  • 米国債は上昇-10年債利回り1.82%
  • NY原油先物は反落-米在庫増、OPEC見通し
  • NY金は続伸-貿易問題の不透明感や中国指標など

  S&P500種は前日比0.1%高の3096.63。ダウ工業株30種平均は1.63ドル下げて27781.96ドル。ナスダック総合指数は0.1%未満の下げだった。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.82%。

  先週は米中通商合意への期待が高まったが、これまでのところそれは実現せず、逆に交渉の難航を示唆する兆しが多く示されるようになっている。

  この日はテクノロジー関連の下げが目立った。前日の引け後に市場予想を下回る売上高見通しを示したシスコシステムズが、この日は急落。通商対立による膠着(こうちゃく)感の中、企業がハードウエアの購入を先送りしている状況が示唆された。四半期決算を発表したウォルマートは上昇して始まったものの、結局下落した。

  米経済指標では10月の米生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回る伸びとなった一方、先週の新規失業保険申請件数は予想を上回る増加となった。

  ディレクシオンのマネジングディレクター、ポール・ブリガンディ氏は電話取材に対し、「依然として貿易交渉が市場参加者のマインドに大きくかかっている。米金融当局や金利を巡る話より、相場を動かす目下最大のドライバーだ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米エネルギー情報局( EIA)が14日発表した週間統計で、同国の原油在庫が222万バレル増加し、生産が過去最大になったことが分かった。石油輸出国機構(OPEC)のバーキンド事務局長が、米国のシェール油生産見通しが引き下げられる可能性を指摘したことも材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は35セント安の1バレル=56.77ドル。ロンドンICEの北海ブレント1月限は9セント安の62.28ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。米中の貿易協議を巡る不透明感が買い材料となった。中国の10月の工業生産と小売売上高、1-10月の都市部固定資産投資が全て市場予想を下回ったことや、日本の7-9月期の実質国内総生産(GDP)の伸び鈍化で景気不安が高まり、逃避先資産の金に資金が戻った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.7%高の1オンス=1473.40ドル。

原題:Stocks Edge Higher; Treasuries Rise, Dollar Drops: Markets Wrap(抜粋)

Oil Falls as U.S. Inventories Rise, OPEC Sees Surplus

PRECIOUS: Gold Rises Amid Trade Uncertainty, Asia Growth Worries

(相場を更新し、第6段落に市場関係者の見方を追加して更新します)
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