コンテンツにスキップする

パウエルFRB議長の見解に市場は懐疑論-レポ市場コントロールで

  • 年末のレポ金利はパウエル議長の議会証言後も高水準続く
  • 米金融当局にはレポ金利で長期的なプランが必要-BofA
パウエル議長

パウエル議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
パウエル議長
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は今週、短期金利は再びコントロールされた状態にあると述べたが、誰もが納得しているわけではない。

  14日にブローカーらは、年末のレポ金利水準を現行水準より約1.5ポイント高い3.25%程度と見積もっている。ここ数カ月はほとんどが3%を超えた水準にある。これは今後数週間も上昇圧力が続く可能性を示すものであり、市場を安心させようとしたパウエル議長の試みへの懐疑論がくすぶっている証拠だ。

  FRBは翌日物一般担保レポ金利が2%前後から10%に急上昇した9月17日以来、資金調達市場に流動性を供給してきた。当局は先月、財務省短期証券(Tビル)の購入も開始しており、これらの取り組みでレポ金利はほぼ落ち着いた。しかし、市場の仕組みに対するより根本的な調整を望む声は多い。

Fed Chair Jerome Powell Testifies Before Joint Economic Committee

上下両院合同経済委員会で証言したパウエル議長(11月13日)

Photographer: Al Drago/Bloomberg

  上下両院合同経済委員会で13日に証言したパウエル議長は、9月半ばのレポ市場の混乱について、「コントロールできたと考えている」と述べていた。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米金利戦略責任者マーク・カバナ氏は、レポ金利急上昇からの約2カ月を振り返り、「米金融当局は短期金融市場が再び機能不全になり金利が急上昇しないように応急処置を施した。短期的な修正は行われているが、長期的なプランは極めて不明瞭なままだ」と指摘した。

  市場参加者は長期的な是正策の議論の詳細を見極めるため、来週公表される10月29、30両日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目するとみられる。

原題:
Powell Faces Doubt That Fed Really Has Repo Market Under Control(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE