パウエルFRB議長、過去最長の景気拡大を阻むリスクはほとんどない
Craig Torres、William Edwards
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は米経済を「スター」と呼び、過去最長の景気拡大が軌道を維持することに強い自信を示した。
パウエル議長は14日、下院予算委員会で証言し、「緩やかな成長の継続というのがわれわれの見通し、および期待だ」と指摘。「米経済はここ最近、スターエコノミーだ」とし、「リセッション(景気後退)の可能性が現時点で高まっていると考えられる理由は一切ない」と述べた。

下院予算委員会で証言したパウエル議長(11月14日)
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
パウエル氏は現在の景気拡大局面について、過去2回のサイクルにおけるテクノロジーあるいは住宅市場といった「極めて活況な」セクターのないことが注目に値すると指摘。「この景気拡大は持続可能な基盤にある」とし、「他のサイクルで見られたような警告サインはない」と話した。
金融市場も同様で、「金融安定の観点で気掛かりとなるような、経済全般に及ぶレバレッジの顕著な増大は見られない」と続けた。
原題:
Powell Sees Few Risks Likely to Derail Longest U.S. Expansion(抜粋)
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