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アラムコ評価額、モルガンSもレンジ試算で1兆ドルの格差示す

  • 複数示したシナリオで、レンジ下限最低は1兆ドル
  • 第3のモデルのレンジは1兆700億-2兆5000億ドル

新規株式公開(IPO)を予定するサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの評価額を巡り、モルガン・スタンレーは最も弱気かつ最も強気な見通しを示した金融機関の一つとなった。

  投資家向けプレゼンテーションでモルガン・スタンレーの担当者は複数の評価額モデルを説明。いずれも、レンジの下限と上限の格差が約1兆ドル(約109兆円)だった。

  例えば、配当割引モデルに基づく試算では、1兆600億-2兆ドルのレンジ。別のシナリオでは1兆-2兆2000億ドル、第3のモデルでは1兆700億-2兆5000億ドルだった。基本シナリオは1兆5200億ドル。ブルームバーグが閲覧した資料で明らかになった。モルガン・スタンレーの広報担当者はコメントを控えた。

  アラムコの評価額の正確な試算に苦労しているのは、モルガン・スタンレーだけではない。評価額は2016年にIPO構想が発表されて以降、その実現を遅らせる要因となってきた。アラムコ側はサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が目指す2兆ドルにできるだけ近づけようとしているが、機関投資家の多くはこの水準に懐疑的だ。

IPO業務に携わる金融機関の一部が試算したレンジ:

バンク・オブ・アメリカ1.2兆ドル2.4兆ドル
ゴールドマン・サックス1.6兆ドル2.3兆ドル
HSBC1.6兆ドル2.1兆ドル
ロイヤル・バンク・オブ・カナダ1.3兆ドル2.2兆ドル

原題:
Morgan Stanley Is Latest Bank to Offer $1 Trillion Aramco Spread(抜粋)

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