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中国景気鈍化の底入れはまだ先-エコノミストらの経済指標分析

  • 景気鈍化が拡大し個人消費に打撃与えると懸念-HSBC
  • この日発表の統計は工業部門のリセッション進行を裏付ける-ANZ

エコノミストは、中国の10月の小売売上高と工業生産の伸びが一段と鈍化したことで成長見通しへの警戒心を強めている。

  HSBCホールディングスのエコノミスト、王然氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、重要なポイントは中国経済が「まだ安定化していない」ことだとし、経済はなお鈍化の流れが続いていると分析した。

  王氏はさらに、この景気鈍化の影響が2020年に雇用市場にまで広がり、それが個人消費に打撃を与えるのではないかと「われわれは若干懸念している」と述べた。14日に公表された10月の小売売上高は振るわなかったものの、同氏は個人消費は持ちこたえているとみている。

  また、この約1年半にわたる製造業の減速は、この数十年間で最も急激だとも指摘した。

  キャピタル・エコノミクスのマーティン・ラスムッセン氏も王氏と同じく、中国の景気鈍化の底入れはまだ先との見方を示した。同氏は「先月のデータが弱かったというだけにとどまらず、今後さらなる落ち込みが見込まれる。不動産セクターへの資金供給が当局の規制で細り、不動産市場は近く一段と鈍化する見通しだ」と述べた。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)グループの楊宇霆氏は、今回の統計は工業部門のリセッション(景気後退)の進行を裏付けると分析。中国国内の要因が成長を下押ししているため、対米貿易合意に至ったとしても状況は一変しないだろうと述べた。

原題:Economists Say China’s Slowdown Is Yet to See Bottom (Correct)(抜粋)

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