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トランプ氏求める米軍駐留経費拡大など課題山積-米国防長官が訪韓

  • 23日に失効が迫る日韓GSOMIAの問題も同盟の結束に影落とす
  • 8日間にわたるアジア4カ国歴訪で最初の訪問先が韓国

エスパー米国防長官は14日、米国にとって最も重要な軍事同盟国の一つである韓国を訪問する。在韓米軍駐留経費の韓国側負担を約5倍に引き上げるようトランプ米大統領が求めていることや、23日に失効が迫る日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)など、多くの課題を抱えての訪韓となる。

  8日間にわたるアジア歴訪の最初の訪問先となる韓国で得られる協議の結果は、北朝鮮などの脅威を背景にトランプ政権が同盟国である日本と韓国の結束をいかに維持できるかや、それ以外の国が米軍駐留経費の負担増を米国から求められるかどうかを左右する可能性がある。

President Trump Holds Briefing With Senior Military Leaders

エスパー国防長官(左)とトランプ大統領、右はミリー統合参謀本部議長(10月7日)

Photographer: Ron Sachs/CNP/Bloomberg

  エスパー長官は13日、アジアに向かう機中で記者団に対し、日韓両国には目下の「諸問題を乗り越え」、「北朝鮮の悪い行動を阻止し、そして長期的には中国に対処するため同盟国としていかに手を組むかに注力するよう」求める方針だと語った。また「現在のこうした対立で利益を得ているのは北朝鮮と中国だけだ」とも述べた。

  米軍駐留経費の問題については、韓国での動きが日本にとっても不可分であるかもしれない。エスパー長官は在韓米軍駐留経費の韓国側負担を現状の約5倍に相当する約50億ドル(約5400億円)に引き上げるというトランプ大統領の要求を携えて韓国との協議に臨む。

  同長官は機中で記者団に対し、具体的な数字には言及しなかったが、「米軍駐留経費の負担について大幅な拡大を求めている」と語り、韓国側の負担が急増する可能性を示唆した。韓国のほか、タイやベトナム、フィリピンも訪問の予定。

原題:
Trump Price Tag for Troops in South Korea Clouds Esper Trip (1)(抜粋)

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