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みずほFG:7-9月期の純利益は37%減、通期予想は据え置き

更新日時
  • 4-9月期累計の業務純益については「総じて順調」と坂井社長
  • 海外トランザクションバンキングが安定成長、経費削減は計画上回る

みずほフィナンシャルグループの2019年7ー9月期の連結純利益は、前年同期比37%減の1252億円となった。資金利益、役務取引等利益ともに減益となり、4-6月期に比べ減速した形だ。

Views of Japanese Mega Banks Ahead Of Full-Year Results

7-9月期の純利益は37%減に

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  14日に開示された決算資料を基に算出した。本業のもうけを示す業務純益は同9.5%減の1606億円だった。外債売却による利益計上など債券取引に関わる利益は伸びたが、資金利益や役務取引等利益の落ち込みを補えなかった。 

  株式等関係損益が前年同期比73%減となったほか、与信関係費用も前年同期から悪化した。

  同日会見した坂井辰史社長は、4-9月期累計の業務純益が日本銀行によるマイナス金利導入前の水準に戻ったとして「総じて順調」と評価した。同期の業務純益は前年同期に比べ20%増だった。

  4-9月期は経費を約340億円削減しており、リテール部門では粗利益の減少分を経費削減効果で打ち返した。坂井社長は、削減額のうち損失一括処理による影響は半分程度で、「計画を上回る削減を実現している」と語った。

   海外法人を顧客としたグローバルコーポレート部門の業務純益は、前年同期比20%増の931億円となった。日系企業を顧客とした融資や決済、貿易金融など資金を一括管理するトランザクションバンキングが安定的に成長した。一方、好採算体質確立に向けた非投資適格級への投資については慎重に対応した結果、計画未達となっている。

  坂井社長は、グローバルのマクロ環境は、足元のセンチメントが改善しているものの不確実性が残っていることから「下期も脇をしめて対応する必要がある」との見方を示した。

   通期(20年3月期)純利益予想は4700億円に据え置いた。ETF関係損益等を含む業務純益予想を、従来から200億円増となる6200億円に引き上げる一方、株式等関係損益を200億円下方修正した。通期計画に対する4-9月期累計の純利益の進捗(しんちょく)率は61%となった。

19年7ー9月期決算の主な内容
  • 資金利益は前年同期比7.6%減の1967億円
  • 役務取引等利益は11%減の1417億円
  • 株式等関係損益は73%減の192億円
  • 与信関係費用は96億円の負担、前年同期と比べ169億円の悪化
(記者会見の内容など詳細を追加して記事を更新します)
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