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11月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、パウエル氏が金利維持の可能性高いと示唆

  13日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数がほぼ1カ月ぶりの高水準を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は議会証言で、経済が軌道を維持する限り金利は据え置かれる可能性が高いと示唆した。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満の上昇。一時は10月16日以来の水準に上げた。同指数はここ8営業日中、7日目の値上がり
    • パウエル議長は世界的な成長減速と貿易を巡る展開が「現在進行中のリスク」だと証言。インフレ圧力は「引き続き抑制されている」と述べた
    • 10月の米消費者物価指数(CPI)統計は強弱が入り交じる内容
  • 円とスイス・フランは主要10通貨で上昇率上位。米中貿易協議が農産物の購入を巡り難航しているとのWSJ報道を受け、逃避需要が強まった。香港での抗議デモも質への逃避を促した
    • 米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.89%。一時は1.86%と、ほぼ1週間ぶり低水準となった
  • ニュージーランド・ドルは主要通貨すべてに対して上昇。ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は政策金利を予想外に据え置いた。同中銀のオア総裁は、金利据え置きは難しい決定だったと語った
  • ニューヨーク時間午後4時41分現在、ドルは対ユーロで0.1%高の1ユーロ=1.1004ドル。対円では0.2%下げて1ドル=108円84銭

原題:Dollar Climbs as Fed’s Powell Sticks With Rate Path: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500種が小幅高-米中協議で懸念残る

  13日の米国株市場ではS&P500種株価指数が小幅高。前日付けた日中ベースでの最高値を上抜けられなかった。米中による部分的な貿易合意をなお不安視する向きがあるようだ。

  • 米国株、S&P500種指数が小幅高-米中協議巡り懸念残る
  • 米国債は上昇-10年債利回り1.89%
  • NY原油は3日ぶり上昇、OPEC非加盟国の供給減見通し
  • NY金は5日ぶり上昇、米中の部分的合意巡り楽観が後退

  S&P500種は辛うじて2日連続高。貿易を巡る期待やリセッション(景気後退)懸念の後退、金融当局の利下げを背景に10月以降、同指数は大きく上昇してきた。この日はテクノロジー株が一時下げる場面があった。米中の通商協議が農産物の購入を巡り困難な状況に直面しているとの、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の報道に反応した。

  ダウ工業株30種平均は最高値を更新。新しい動画配信サービスの好調を手掛かりにウォルト・ディズニーが急伸した。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%高の3094.04。ダウ工業株30種平均は92.10ドル(0.3%)上げて27783.59ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.89%。

  ブリン・モー・トラストの最高投資責任者(CIO)、ジェフ・ミルズ氏は「2週間前は、第1段階の合意はほぼ確実とみられていた。市場は貿易に関してかなり明るい結果を織り込み始めていた」としつつ、「前向きな方向に前進しているとは思うが、途中何の障害もなく一直線に明るい方向に進むと想定するのはばかげている」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は3日ぶりに上昇。石油輸出国機構(OPEC)事務局長は、非加盟国産油国からの来年の石油供給見通しは「大幅」に引き下げられる可能性があるとOPECはみていると語った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は32セント(0.6%)高の1バレル=57.12ドル。ロンドンICEの北海ブレント1月限は31セント上げて62.37ドル。

  ニューヨーク金先物相場は5営業日ぶりに上昇。米中貿易協議での部分的合意を巡り、楽観的な見方が後退した。トランプ大統領は12日、中国と「合意に至らなければ、われわれは対中関税を大きく引き上げる」と言明。一方で「極めて重要な第1段階の合意が近く実現する可能性はある」とも語った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.7%高の1オンス=1463.30ドル。

原題:U.S. Stocks Edge Higher; Bonds, Dollar Advance: Markets Wrap(抜粋)

Oil Bounces Back as OPEC Sees Potential for Non-OPEC Supply Cuts

PRECIOUS: Gold Gains as Optimism Cools on U.S.-China Trade Deal

◎欧州債:ドイツ債上昇、イタリア債は入札後に下げ縮小

  13日の欧州債市場でドイツ債はブルフラット化。英国と米国のインフレ統計に反応し、パフォーマンスは米国債、英国債を下回った。イタリア債は国債入札を受け、下げ幅を縮小した。

  • ドイツ債は上昇。英物価指数と米コア指数は市場予想を下回った。一方、パウエルFRB議長の議会証言には反応薄
  • イタリア債は下げ幅縮小。同国は3、7、30年債の入札(72億5000万ユーロ)を実施した。ドイツ債とのイールドスプレッドは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して154bp
  • 英国債は10年債を中心に上昇した。インフレ統計後にブレークイーブンレートは低下した
  • ドイツ10年債利回りは5bp下げてマイナス0.30%、フランス10年債利回りは4bp下げて0.01%、イタリア10年債利回りは2bp上昇の1.23%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:
Bunds Rise, Italian Bonds Pare Losses; End-of-Day Curves, Spread(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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