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債券上昇、リスク回避や順調な5年入札結果で買い優勢-午後に一段高

更新日時

債券相場は上昇。米中の通商協議が難航しているとの観測でリスク回避の動きから買いが先行した。この日に実施された5年債入札結果が順調だったことも追い風となり、相場は午後に一段高となった。

  • 新発10年債利回りは一時前日比3ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.08%
  • 新発2年債利回りは1bp低いマイナス0.205%、新発5年債利回りは1.5bp低いマイナス0.195%
  • 超長期債利回りの低下が大きい。新発20年債利回りは一時3bp低い0.285%、新発30年債利回りは4bp低い0.43%まで低下
  • 長期国債先物12月物の終値は34銭高の153円12銭。一時は153円22銭まで上昇

市場関係者の見方

大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト

  • 5年債入札は一部に慎重論もあったが順調だった
  • 前回より業者の落札が増えており、ショートカバーもあったようだ
  • 先週来の下げが大きかったので、債券相場は来週にかけて少し持ち直していくのではないか

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 5年入札ではテールが流れるイメージを持った見方や、このところのように入札後に売られると思った人がいたので、買い安心感が出ている
  • 株価下落、円高と足元でリスクオフになっていることがこれまでとの違い。超長期ゾーンを中心に買い進まれている
長期国債先物12月物の日中取引推移

5年債入札

  • 最低落札価格は101円41銭と、ブルームバーグがまとめた市場の予想中央値を1銭上回る
  • 投資家需要を反映する応札倍率は4.03倍と前回から上昇。小さいと好調さを示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭と7月以来の水準に縮小
  • 備考:過去の5年利付国債入札結果一覧

背景

  • 米中、農産物の購入巡り協議が難航-WSJ
  • 13日の米10年物国債利回りは前日比5bp低い1.89%程度で終了。この日の時間外取引では1.86%付近に低下
  • 日経平均株価は0.8%安の2万3141円55銭、ドル・円は一時108円63銭まで下落

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.205%-0.195%-0.075%0.295%0.450%0.475%
前日比-1.0bp-1.5bp-2.5bp-2.0bp-2.5bp-2.5bp
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