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米シスコの売上高見通し、市場予想に届かず-株価一時4%安

更新日時
  • 企業はハードウエア購入先送り、米中対立など世界経済の不透明感で
  • ソフトウエア部門は前年比6%増収、ハードウエアは1%減収

ネットワーク機器メーカーの米シスコシステムズが13日に示した売上高見通しは精彩を欠く内容で、米中通商対立の長期化を懸念する企業のハードウエア購入先送りの動きを浮き彫りにした。株価は決算発表後の時間外取引で一時約4%下落した。

  シスコの発表資料によると、2019年11月-20年1月(第2四半期)の売上高は前年同期比3-5%減の見通し。これは約119億ドル(約1兆2900億円)に相当し、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の128億ドルに届かなかった。1株当たりの調整後利益は75-77セントの見通しで、やはりアナリスト予想を下回った。

  チャック・ロビンス最高経営責任者(CEO)はシスコをネットワーキング用ソフトウエアとサービスの企業へと転換を進めている。その取り組みは多数の買収を支えに成果を上げているが、売上高の大部分は依然としてインターネットや企業内ネットワークのバックボーンである機器が占めている。

  ロビンスCEOはアナリスト向け電話会議で、香港や中国、米政府、英国の欧州連合(EU)離脱、中南米の不透明感などに言及し、 「透明性を欠く状況では企業景況感は悪化する。透明性が長い間欠けていたため、ついに影響が出始めた」と述べた。

  売上高が見通し通り減少すれば、シスコは四半期ベースで2年ぶりの減収となる。

  シスコの株価は一時45.12ドルを付けた。通常取引終値は48.46ドル。

  8-10月(第1四半期)の純利益は29億3000万ドル(1株当たり68セント)と、前年同期の35億5000万ドル(同77セント)から減少。売上高はほぼ横ばいの132億ドル。一部項目を除いたベースの1株利益は84セント。

  ハードウエアビジネスの売上高は前年同期比1%減の75億4000万ドル。ソフトウエア部門は6%増の15億ドル。セキュリティー事業は22%増の8億1500万ドル。

原題:Cisco Sales Forecast Falls Short on Slowing Global Economy (1) (抜粋)

(ロビンスCEOのコメントなどを追加して更新します)
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