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トランプ氏がウクライナへの圧力指示を示す新証言-弾劾公聴会

更新日時
  • トランプ氏がソンドランド氏との電話で「調査」に言及したとの証言
  • 下院情報特別委は会話を聞いたとされるホームズ氏を15日に聴取

ウクライナを巡るトランプ米大統領の不正疑惑に関する米下院弾劾調査の公聴会が13日開かれ、ウィリアム・テイラー駐ウクライナ代理大使は、トランプ米大統領がウクライナ政府に、次期大統領選のライバルと目されていたバイデン前副大統領の調査に乗り出すよう圧力をかけようと躍起になっていたことを裏付ける衝撃的な新事実を明らかにした。

  テイラー代理大使は、トランプ大統領が7月25日のゼレンスキー・ウクライナ大統領との電話会談の翌日に、ゴードン・ソンドランド駐欧州連合(EU)米大使との電話で「調査」について個人的に尋ねていたのを在ウクライナ米大使館のスタッフが偶然耳にしたと当人から聞いたと証言した。これはトランプ大統領がウクライナに圧力をかけようと取り組んでいたことを示す最も直接的な証拠となり得る。

  下院情報特別委員会の民主党議員らは、この電話を聞いたとされる在ウクライナ米大使館政務参事官のデービッド・ホームズ氏から直接話を聴くため、15日に非公開での聴取を行う計画だ。下院当局者の1人はトランプ大統領とソンドランド氏の通話内容を耳にしたのはホームズ氏だと確認した。

  テイラー代理大使の証言を受け、シフ下院情報特別委員長は大統領とソンドランド氏の会話は「指示が大統領から来ている」ことを示すと指摘した。

  トランプ大統領は13日、ホワイトハウスで記者団に、大使館スタッフが耳にしたとされる会話を行ったことを自分は覚えておらず、「それについて何も知らない」と語った。
  
  テイラー代理大使に加え、この日のもう1人の証人、ジョージ・ケント国務次官補代理も、トランプ大統領の個人弁護士、ルディ・ジュリアーニ氏ら取り巻きが正式な米外交政策とは別の「極めて異例」な外交チャンネルを率いていたことがこの数カ月の間に明らかになったと説明した。

  同代理大使は証言で、「私のスタッフがソンドランド大使に、トランプ大統領はウクライナについてどう考えているか問い掛けた。すると大使は、ジュリアーニ氏が圧力をかけていたバイデン氏の調査について、もっと気に掛けていると答えた」と述べた

  この説明はソンドランド大使が弾劾調査で行った非公開証言と食い違う。同大使は、バイデン前副大統領とその息子がウクライナのエネルギー企業ブリスマ・ホールディングスとどう関与していたかを調査するようトランプ大統領が圧力をかけていたことを8月まで知らなかったと証言していた。
  

House Intelligence Committee Holds Hearing On Impeachment Inquiry Of President Trump

原題:Impeachment Witnesses Detail Trump’s ‘Irregular’ Ukraine Policy(抜粋)

(ホームズ氏の聴取計画などを追加して更新します.)
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