米消費者物価:コア指数が前年比減速、関税よそに-家賃伸び悩む
Jeff Kearns
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10月の米消費者物価指数(CPI)統計では、9月に発動された対中追加関税をよそに、食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが前年比で減速した。
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Cooling Prices
U.S. core inflation climbed 2.3% in October from a year ago, missing forecasts
Source: Bureau of Labor Statistics
10月は特に居住関連の減速が影響。家賃は前月比0.1%上昇と、2011年4月以来の低い伸び。広義の住居費も0.1%上昇にとどまった。変動の大きいホテル・モーテルの料金は過去最大となる4.4%低下。住居費はCPI全体の約3分の1を占める
衣料品は前月比1.8%低下と、3月以降で最大の下げ。新車は4カ月連続のマイナス。一方で中古車は1.3%上昇した(前月1.6%低下)。
エネルギーは前月比2.7%上昇と、4月以来の高い伸び。食品は0.2%上昇。医療費は1%上昇と、3年ぶりの高い伸びとなった。
労働省が同時に発表した別の統計によると、インフレ調整後の実質平均時給は前年同月比0.2%低下。9月は変わらずだった。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Core Inflation Unexpectedly Decelerates as Rents Cool (1)(抜粋)
(統計の詳細を加え、更新します)
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