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シティの行員が香港で拘束-違法な集会避けるようにと銀行警告

更新日時
  • ソーシャルメディアで広がった動画にシティの投資銀行バンカー映る
  • 香港の銀行では今、安全についての注意書きが毎日行員に送られる

抗議デモが続く香港で米シティグループの投資銀行バンカーが拘束され、同行は香港の行員に違法な集会の場所を避けるようにと警告した。香港では多くの企業が従業員に自身と家族の安全を守るため自宅での勤務を検討するよう呼び掛けている。

  シティは13日の電話会議で行員らに、激しさを増す抗議活動家と警察の衝突の場に近づかないよう指示した。事情に詳しい関係者が部外秘だとして匿名を条件に述べた。ソーシャルメディアで広く配布されている動画に映っているのはシティのバンカーだと話した。

  動画には、3人の警察官が男性を取り囲み、逃れようとする男性を地面に抑え込むところが映っている。その男性と思われる声が「香港人は抵抗せよ」と叫ぶ音声も録音されている。

  シティの広報担当ジェームズ・グリフィス氏は「事件について認識しており調査を進めている」とした上で、「調査の過程でこれ以上コメントをするのは不適切だ。当行の全行員が法を順守すると信じている」と語った。

  香港の銀行では今や、安全についての注意書きが毎日行員に送られてくるようになったが、その最新版では警戒レベルが一段と高くなっている。暴力がエスカレートし、時にはオフィスの目の前の路上で繰り広げられているからだ。

  BNPパリバの13日のメモは、「会議が既に計画されている場合、マネジャーは状況の変化に応じてキャンセルやスケジュール変更をためらうべきではない」と指示。スタンダードチャータードも会議や出張の日程を適切に変更するよう奨励していると、香港の広報担当者が電子メールで説明した。

  JPモルガン・チェースの行員は、「家族のニーズや学校の閉鎖 、交通の障害など、柔軟な対応が必要な状況」に応じた働き方が可能だと重ねて伝えられた。香港にある同行の主要オフィス周辺では、民主化活動家と警察との間で今週、最も激しい衝突が幾つか起きた。

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フィリッポ・ゴリ氏

  同行の香港最高経営責任者(CEO)フィリッポ・ゴリ氏は、「状況に鑑みて、柔軟な対応が認められることを十分に理解してもらいたかった」と強調した。

  HSBCホールディングスは可能であればリモートワークとし、マネジャーと連絡を取り合うことを奨励。ドイツ銀行は「通勤中は十分な注意を払い、周囲を警戒し、オフィスを出る前に経路を確認する」よう全行員に呼び掛けた。

原題:
Hong Kong Banks to Staff: Cancel Meetings, Watch Family, Be SafeCiti Banker’s Arrest in Hong Kong Caps Wave of Protest Warnings(抜粋)

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