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世界の石油需要、2030年前後からほぼ横ばいに-IEA見通し

  • 自動車の燃費向上や電気自動車の増加で拡大に歯止め
  • 「25年までは需要の伸びは力強い」とビロル事務局長

国際エネルギー機関(IEA)は13日、世界の石油需要は今後も増大するが、徐々に伸びが鈍化して2030年前後からほぼ横ばいになるとの見通しを示した。自動車の燃費向上や電気自動車(EV)の増加に伴い、この100年間続いてきた需要拡大に歯止めがかかると説明した。

  IEAが発表した「世界エネルギー見通し」によれば、1日当たり100万バレル、率にして約1%の需要の伸びは今後5年間維持されるものの、30年代には同10万バレルに鈍化する見込み。30年代までに乗用車向けの石油燃料の利用はピークに達するだろうと分析した。

Oil Demand Plateau

The IEA anticipates a marked slowdown in consumption growth after 2025

Source: International Energy Agency's 2019 World Energy Outlook

  ビロルIEA事務局長は、「石油需要は2030年以降は横ばいになる」とし、「25年までは需要の伸びは力強いが、その後はわずかになる」と説明した。

  IEAによると、昨年の世界の石油需要は日量平均9690万バレル。30年に同1億540万バレルに増えた後、40年には同1億640万バレルとなる見通し。

  このように需要の伸び鈍化が見込まれる一方で、既存の油層の枯渇に伴い新たな供給源を見つける必要性から、原油相場は現在の1バレル=60ドル程度から、30年に同90ドル、40年には同103ドルに達する見込みだとしている。

原題:Global Oil Demand to Hit a Plateau Around 2030, IEA Predicts(抜粋)

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