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米国債ファンドから1300億円超流出、見通し改善-次は利上げもありか

  • iシェアーズ米国国債20年超ETFから過去最大の流出
  • 10年物米国債利回りは急上昇し2%に接近した

米国株相場が過去最高付近で推移する中、投資家は長期米国債から手を引いた。ブルームバーグがまとめたデータによると、iシェアーズ米国国債20年超ETF(TLT)上場投信からは先週、12億ドル(約1310億円)以上が流出し、過去最大を記録した。 10年物米国債利回りは急上昇し2%に接近した。

米国長期債の快進撃に陰りも-デュレーション投資に巻き戻しの動き

Investors yank more than $1 billion from TLT

  BMOキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ベン・ジェフリー氏は、「最近の売却の大部分は間違いなく、経済がうまく軟着陸するとの見通しが強まりインフレ期待も生じたことによるものだ」と先週のリポートに記した。貿易戦争解決への進展も指摘し、そうした期待が「目先、長期債の一段の値下がりを引き起こす可能性がある」と指摘した。

  米中貿易対立緩和と成長回復への期待がリスク資産の見通しを改善させ、TLTへの資金の流れを反転させた。

  ブルームバーグのデータによれば、iシェアーズ米国国債7-10年ETF(IEF)からも先週約5億5330万ドルが流出した。

  TIAAの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「リセッション(景気後退)リスクは低下している。投資家は現在、デュレーションを短縮しようとしている。金融当局による次の動きがあるとしたら、恐らく利上げなのではないか」と電話で話した。

原題:
Mega Bond Sell-Off Spurs $1.2 Billion Outflow From Treasury Fund(抜粋)

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