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ドルは109円前半、株高で円売り優勢-トランプ大統領の対中発言待ち

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円前半へじり高。香港株や日本株の上昇を背景にリスク選好に伴う円売りが優勢となった。一方で、海外時間にトランプ米大統領の演説を控えて、対中政策などについての発言を見極めようと様子見姿勢も強かった。

  • ドル・円は午後3時28分現在、前日比0.2%高の109円28銭。朝方に109円ちょうどを割り込んだ後、午後にかけて109円29銭までドル買い・円売りが進行
  • ニュージーランド・ドルは対ドルで0.4%安の1NZドル=0.6338ドル。インフレ予想低下で利下げ観測が強まる
トランプ演説控え109円前半

市場関係者の見方

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • トランプ大統領の講演では米中の第1段階の合意に向けて新しい話が出るかどうかが注目点。リスクは上下双方向にあるが、上値は109円50銭の重さが意識される一方、全体的には環境が悪くない中で108円70銭程度は支えられそう

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • 米中通商協議をめぐる楽観相場は一段落したが、悲観する材料もそれほどない。決め手なく、ドル・円は109円ちょうど付近の200日線を挟んで一進一退という感じ
  • ハンセン指数の上昇に伴い日経平均も戻しているし、香港情勢は世界的レベルで投資家心理を冷やしているわけではない。米中協議への影響は気になるところだが、そこも含めて今晩トランプ大統領が何を言うか市場は気にしている

背景

  • 12日の東京株式相場は前日終値付近でもみ合っていたが、午後に騰勢を強め、日経平均株価は前日比188円高で終了。香港情勢悪化で前日に急落した香港のハンセン指数は反発
  • トランプ大統領は12日、ニューヨークのエコノミッククラブで演説を行う予定
    • 同大統領は8日、関税撤廃での米中合意を否定。 翌9日には中国との貿易協議は「非常に良好に進展している」と発言
    • 米国務省は11日、米国が「重大な関心」を持って香港情勢を見守っているとの声明を発表
  • ニュージーランド準備銀行(中央銀行)の10-12月期のインフレ率予想(2年先)は1.80%と2016年10-12月期以来の低水準
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、21人中15人がNZ中銀が13日の会合で政策金利を0.75%に引き下げると予想
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