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TOPIXは6連騰、アジア株安懸念後退と円安-建設など内需高い

更新日時
  • 香港はデモ激化も株価一時0.5%高、円は1ドル=109円20銭台に下落
  • トランプ米大統領が12日講演、米中協議や香港情勢から注目度高まる

12日の東京株式相場は上昇。米中貿易協議の難航や香港情勢が警戒されて小安く始まった後、香港株の上昇や為替相場の円安推移を受けて売り圧力が後退した。建設や小売など内需関連の一角、石油・石炭製品や鉄鋼が高い。

  • TOPIXの終値は前日比5.64ポイント(0.3%)高の1709.67-2カ月ぶりの6日続伸
  • 日経平均株価は同188円17銭(0.8%)高の2万3520円01銭と反発
<きょうのポイント>
  • 香港の抗議デモ参加者、12日も通勤妨害
    • 行政長官は区議選の24日実施になお期待
  • トランプ米大統領が12日にニューヨーク・エコノミック・クラブでスピーチ
  • 香港ハンセン指数は一時0.5%高、アジア株安懸念薄れる
  • ドル・円相場は109円20銭台に円が下落、前日の日本株終値時点は109円02銭
Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Stocks Bounce Back

東証入り口

Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

  東洋証券マーケット支援部の山本裕史ストラテジストは「米大統領選が近づき、トランプ氏は経済を優先せざるを得ない。12日の講演は米中貿易協議について無難な内容となるだろう」と述べた。

  米中協議や香港情勢への懸念継続で小安く始まり、午前の株価指数は前日終値付近でもみ合った後、午後半ばから上値を追う展開となった。前日に2.6%下落した香港ハンセン指数が盛り返してきた上、為替市場で円が弱含み、投資家はリスクテークに前向きになってきた。東洋証の山本氏は、最近の急上昇を受けて売りを仕掛けていた海外勢などが「思ったより下落しなかったため、午後に買い戻した」と話した。

  企業業績に対する慎重な見方が和らいだことも上昇を後押しした。大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジストは、業績の前提レートが1ドル=105円に見直される動きが多い中、ドル・円相場は109円付近で安定推移しており「下期の業績上振れ期待につながる」と指摘、相場の支えになるとみていた。

  業種別指数の上昇率1位は建設。午後に発表した上期決算が市場予想を上回った鹿島や清水建設が上昇し、前日発表した大林組も見直し買いに乗った。このほか、親会社東芝と完全子会社化を含めて協議中の東芝プラントシステムは大幅高。

約2カ月ぶりの6連騰
  • 東証1部33業種は建設、石油・石炭製品、証券・商品先物取引、小売、海運、鉄鋼が上昇率上位
  • ゴム製品、非鉄金属、電気・ガスは下落 

  

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