投資の巨人ボンダーマン氏、ウォーレン氏支持-「富裕税」実現しない
Amanda L. Gordon (News)-
「トランプ氏かウォーレン氏かの選択ならどちらを選ぶかは明白」
-
「ウォール街は富裕税に関心ない。いずれにせよ実現しないだろう」
2020年米大統領選の民主党の公認指名を争うエリザベス・ウォーレン上院議員は、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社を批判する急先鋒(せんぽう)だが、投資業界の巨人が支持しない理由にはならないようだ。
TPGキャピタルの共同創業者で資産家のデービッド・ボンダーマン氏は、既存のリストに掲載されている候補者の方が、トランプ大統領よりもうまくやるだろうと述べ、トランプ氏よりもウォーレン議員を選ぶ意向を示した。
ボンダーマン氏は9日午後、ロサンゼルスで開かれた会議でブルームバーグの質問に対し、「トランプ氏かウォーレン氏かという選択になれば、どちらを選ぶかは明白だと思う」と語った。
ボンダーマン氏は、ウォーレン氏が賢いとしながらも、提案の多くを実行できるとは考えていない。同氏は「そうは言っても、彼女は多くの点で魅力的な候補だ。ウォール街の同業者は2%の富裕税に関心を向けていない。いずれにせよ実現しないだろう」と発言した。

エリザベス・ウォーレン上院議員
写真家:ダニエル・アッカー/ブルームバーグ

デービッド・ボンダーマン氏
写真家:Vivek Prakash / Bloomberg
原題:Warren’s Private Equity Attacks Haven’t Stopped This Supporter(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE