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米中資本戦争は「ひどい考え」-ムニューシン財務長官の元顧問

  • トランプ政権は9月に米投資ポートフォリオの中国流入制限を検討
  • こうした動きは中国の報復を招く恐れ-フィリップス氏
China's Foreign Trade Up 9.7% In 2018
Photographer: VCG/Visual China Group
China's Foreign Trade Up 9.7% In 2018
Photographer: VCG/Visual China Group

米投資家による中国へのポートフォリオ流入を制限しようと試みれば、報復の恐れがあるほか、「予期せぬ重大な結果」をもたらす可能性があると、ムニューシン米財務長官の顧問を務めたクレイグ・フィリップス氏が指摘した。

  トランプ政権は米中貿易紛争が深刻化した9月後半、そうした制限を検討していた。個人投資家による中国証券の保有を妨げれば、中国の報復を招くだろうと、フィリップス氏はニューヨークで開催された中国金融協会の年次会議で述べた。

Key Speakers At The Securities Industry And Financial Markets Association Annual Meeting

クレイグ・フィリップス氏

写真家:アンドルー・ハラー/ブルームバーグ

  6月に米財務省を退職したフィリップス氏は、「ムニューシン長官がここにいたら、それがひどい考えだと伝えるだろう」と指摘。「資本の動きを制限したら、腹立ち紛れに自らの損になることをすることになる」と語った。

  米国が中国企業の米証券取引所への上場を阻止した場合、中国も米企業に対して同様の制限を設ける可能性があるとして、米国もマイナスの影響を被るとフィリップス氏は警告した。

  また、外国勢の米国債保有残高で2位の中国は、保有米国債の売却を決定する可能性があると同氏は指摘。「私だったらエスカレーションや報復を理由に、この手段に極めて慎重になる」とし、実施されたら「株価下落や金利上昇、市場の分裂を招くだろう」と話した。

原題:
U.S.-China Capital War Is ‘Terrible Idea,’ Ex-Mnuchin Aide Says(抜粋)

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