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超長期債が下落、あすに30年入札控え売り優勢-日銀オペで中期債堅調

債券市場では超長期債が下落。日本銀行は利回り曲線をスティープ(傾斜)化させる政策姿勢との見方が根強く、あすの30年利付国債入札への警戒感から売りが優勢となった。半面、中期債は日銀買いオペで需給の良さが示唆されたこと受けて堅調に推移した。

  • 新発30年債利回りは一時前週末比1ベーシスポイント(bp)高い0.455%と、6月以来の水準まで上昇
  • 新発40年債利回りは一時1.5bp高い0.485%と、10月1日以来の高水準
  • 新発2年債利回りは1.5bp低いマイナス0.195%、新発5年債利回りは1bp低いマイナス0.195%
  • 長期国債先物12月物の終値は11銭高の153円02銭。日銀オペで買い入れ額が据え置かれた後に一時153円10銭まで上昇

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 日銀がスティープ化方向を意識しているとの見方が継続する中、利回り低下を見込みづらい環境になっている
  • ここ最近は入札後に利回りが上昇するパターンが増えており、投資家も慎重になってきている
  • 15日に超長期債を対象にした買い入れオペを控えて、減額やカレント債の対象除外などの可能性も警戒され、入札に不安が生じやすい面もある
長期国債先物12月物の日中取引推移

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年以下、1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下で、買い入れ通知額は各ゾーンともに前回から据え置き
  • 応札倍率は残存1-3年が1.47倍と同ゾーンで過去最低。3-5年、5-10年も前回から低下
  • パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
    • 特に1-3年が需給の強さを示す結果となり、中期ゾーンが買われた

30年債入札

  • 12日に実施。64回債のリオープン発行
  • 発行予定額は前回と同じ7000億円程度
  • 備考:過去の30年債入札の結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.195%-0.195%-0.070%0.295%0.455%0.485%
前週末比-1.5bp-1.0bp-0.5bp横ばい+1.0bp+1.5bp
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