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Photographer: Bloomberg/Bloomberg

アラムコIPO目論見書、20年以内に石油需要ピークとの見通しを引用

  • 2035年前後ピークに「横ばい」になるとのIHS見通しを引用
  • サウジ当局者はこれまで石油需要ピークの見通しを退けていた
An employee walks past crude oil storage tanks at the Juaymah Tank Farm in Saudi Aramco's Ras Tanura oil refinery and oil terminal in Ras Tanura, Saudi Arabia, on Monday, Oct. 1, 2018. Saudi Arabia is seeking to transform its crude-dependent economy by developing new industries, and is pushing into petrochemicals as a way to earn more from its energy deposits.
Photographer: Bloomberg/Bloomberg

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは9日に公表した新規株式公開(IPO)の目論見書に、世界の石油需要は向こう20年以内にピークを迎える可能性があるとの見通しを引用した。これまで、石油需要がピークを迎えるとの見方を退けていたサウジ当局者の見解が変わりつつあることが示唆された。

  アラムコは独自の推定を示すのではなく、コンサルティング会社IHSマークイットの予測を引用した。同予測は石油需要が2035年前後をピークに「横ばい」となるとしている。また付属のグラフによれば、45年の世界の石油需要は40年時点を下回っている。

  アラムコはこの予測への同意を明確に表明しなかったものの、IPO目論見書に含めたことで世界の投資家が注目しそうだ。目論見書は、アラムコの取締役らがISHマークイットの提供データを「信頼できる」とみているとしている。

  同目論見書は、化石燃料からのシフトが加速し、20年代遅くに石油需要がピークを迎えるという第2のシナリオも示した。

原題:Aramco IPO Prospectus Flags Peak Oil Demand Risk in 20 Years(抜粋)

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