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11月8日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルと円が上昇、貿易巡るセンチメント悪化

  8日のニューヨーク外国為替市場ではドルと円が上昇。一方、高リスク通貨はさえないパフォーマンスとなった。米中貿易交渉に対する市場のセンチメントが悪化した。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇、3週間ぶりの高水準
    • 週間ベースでは0.9%上昇。今週は米中が部分的な貿易合意に向けて進展していると伝わり、米国株が上昇、10年債利回りは約3カ月ぶりの高水準に達した
  • 中国に対する関税を完全に撤回することに米国は同意していないとトランプ大統領が述べた後、リスク選好ムードが後退。円が買いを集めた
  • ニューヨーク時間午後4時22分現在、ポンドは0.2%安の1ポンド=1.2787ドル
    • 手掛かり材料が乏しい中、3週間ぶり安値をつけた
    • 英総選挙に関する最新情報が待たれている。ユーガブの最新世論調査では、与党保守党のリードが2ポイント縮小
  • 週明け11日の米祝日を控え、出来高は少なかった-欧州拠点のトレーダー
  • ドルは対円で0.1%安の1ドル=109円22銭
    • ニューヨーク時間の序盤に109円48銭まで上昇-前日の日中高値をごくわずかに下回る水準
    • 米10年債利回りは一時1.95%に上昇
  • ユーロはドルに対して0.3%安の1ユーロ=1.1022ドル
    • 一時は1.1017ドルに下げる場面があった
    • 週間ベースでは1.3%安

原題:
Greenback, Yen Gain as Trade Sentiment Wobbles: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が続伸、最高値更新-米中の次の展開に期待

  8日の米株式相場は続伸。関税を巡りさまざまなニュースが流れた1週間を最高値で終えた。米中貿易戦争での次の展開への期待も広がった。米10年債利回りは上昇。

  • 米国株は続伸、最高値更新-ハイテクやヘルスケア高い
  • 米国債は下落、10年債利回り1.94%
  • NY原油先物は続伸、トランプ氏発言は材料視せず
  • NY金先物は小幅続落、トランプ氏発言で一時は上昇

  S&P500種株価指数は終値ベースの最高値を更新した。週間ベースでは5週連続高。世界的な成長を巡る問題が消えつつあるとの楽観から、買いが入った。テクノロジーとヘルスケア銘柄が上昇をけん引。一方、エネルギーと公益は下落した。ダウ工業株30種平均は小幅高で終了したものの、S&P500種とナスダック総合指数とともに最高値を更新した。

  S&P500種は前日比0.3%上げて3093.08。ダウ平均は6.44ドル高い27681.24ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米国債市場では10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.94%。

  暫定的な貿易合意への進展を巡り矛盾する内容の報道が相次ぐ中、投資家はここ2日間一喜一憂してきた。前日は米中両国の当局者が第1段階の貿易合意について、関税の段階的巻き戻しが盛り込まれると述べたが、トランプ大統領はこの日、米国は中国に対する関税の完全撤回に同意していないと発言。暫定的な貿易合意が近く結ばれるとの期待が後退した。

  ベンシニョール・グループ創業者で、モルガン・スタンレーのストラテジストを務めた経歴を持つリック・ベンシニョール氏は、「投資家は概して、何かがやり遂げられると判断している。何らかの貿易合意が今後数カ月、恐らく年末までにあり得ると考えている」と指摘。「2つの国が一体となって何かをやり遂げられることを示す前向きな一歩だ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。米国は対中関税を完全撤回することに同意していないとするトランプ氏発言を材料視しなかった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は9セント(0.2%)高い1バレル=57.24ドルで終了。週間では1.9%上昇。ロンドンICEの北海ブレント1月限は前日比22セント高の62.51ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続落。米中貿易合意の進展を巡る相反する報道を背景に、日中は荒い値動きとなった。関税に関するトランプ氏の発言を受けて、第1段階の貿易合意の進展を巡る楽観が後退、金は一時上昇する場面もあった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%安い1オンス=1462.90ドルで終了。週間では3.2%下落。

原題:Stocks Finish Higher in Week of Trade Turbulence: Markets Wrap(抜粋)

Oil Caps Weekly Gain as Traders Shake Off Trump Tariff Comments

Gold Traders Go Dizzy as Trump Sows Doubts on Tariff Rollback

◎欧州債:周辺国債が下落、ドイツ債は安全逃避需要で上昇

 8日の欧州債市場でイタリア債は下げ幅縮小、周辺国債は下落した。ドイツ債はブルフラット化。トランプ米大統領の発言が米中合意への期待に水を差し、安全資産の買いが進んだ。

  • イタリア債は先物主導で下げ幅縮小。ギリシャ債は周辺国債のパフォーマンスを下回った
  • ドイツ債は上昇。米中貿易交渉の進展を巡り悲観的な見方が広がった
  • 英国債は下げを埋めた。イールドカーブはフラット化した。短期金融市場が織り込む利下げ幅は2020年12月で14bp。前日時点では16bpだった
  • ドイツ10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.26%、フランス10年債利回りは3bp下げて0.03%、イタリア10年債利回りは2bp上昇の1.18%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Peripheral Bonds Underperform Peers; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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