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Photographer: BRYAN R. SMITH/AFP

米国株が続伸、最高値更新-米中の次の展開に期待

The tail of the Wall Street Bull sculpture is seen on December 8, 2016 in the Financial District on December 8, 2016 in New York. / AFP / Bryan R. Smith (Photo credit should read BRYAN R. SMITH/AFP via Getty Images)
Photographer: BRYAN R. SMITH/AFP

8日の米株式相場は続伸。関税を巡りさまざまなニュースが流れた1週間を最高値で終えた。米中貿易戦争での次の展開への期待も広がった。米10年債利回りは上昇。

  • 米国株は続伸、最高値更新-ハイテクやヘルスケア高い
  • 米国債は下落、10年債利回り1.94%
  • NY原油先物は続伸、トランプ氏発言は材料視せず
  • NY金先物は小幅続落、トランプ氏発言で一時は上昇

  S&P500種株価指数は終値ベースの最高値を更新した。週間ベースでは5週連続高。世界的な成長を巡る問題が消えつつあるとの楽観から、買いが入った。テクノロジーとヘルスケア銘柄が上昇をけん引。一方、エネルギーと公益は下落した。ダウ工業株30種平均は小幅高で終了したものの、S&P500種とナスダック総合指数とともに最高値を更新した。

  S&P500種は前日比0.3%上げて3093.08。ダウ平均は6.44ドル高い27681.24ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米国債市場では10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.94%。

  暫定的な貿易合意への進展を巡り矛盾する内容の報道が相次ぐ中、投資家はここ2日間一喜一憂してきた。前日は米中両国の当局者が第1段階の貿易合意について、関税の段階的巻き戻しが盛り込まれると述べたが、トランプ大統領はこの日、米国は中国に対する関税の完全撤回に同意していないと発言。暫定的な貿易合意が近く結ばれるとの期待が後退した。

  ベンシニョール・グループ創業者で、モルガン・スタンレーのストラテジストを務めた経歴を持つリック・ベンシニョール氏は、「投資家は概して、何かがやり遂げられると判断している。何らかの貿易合意が今後数カ月、恐らく年末までにあり得ると考えている」と指摘。「2つの国が一体となって何かをやり遂げられることを示す前向きな一歩だ」と述べた。

S&P 500 on pace for fifth straight week of gains

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。米国は対中関税を完全撤回することに同意していないとするトランプ氏発言を材料視しなかった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は9セント(0.2%)高い1バレル=57.24ドルで終了。週間では1.9%上昇。ロンドンICEの北海ブレント1月限は前日比22セント高の62.51ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続落。米中貿易合意の進展を巡る相反する報道を背景に、日中は荒い値動きとなった。関税に関するトランプ氏の発言を受けて、第1段階の貿易合意の進展を巡る楽観が後退、金は一時上昇する場面もあった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%安い1オンス=1462.90ドルで終了。週間では3.2%下落。

原題:Stocks Finish Higher in Week of Trade Turbulence: Markets Wrap(抜粋)

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