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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

女性らしさ求める「メガネ禁止」に広まる反発-ツイッター上で話題騒然

  • 日本の一部企業が女性職員に眼鏡ではなくコンタクトの装着を要請
  • 「♯ メガネ禁止」登場-「♯ KuToo」に次ぐ慣習見直しへ訴え
Pedestrians cross an intersection in Tokyo, Japan, on Monday, June 5, 2017. Japan\'s revised first-quarter gross domestic product (GDP) figures will be released on June 8th.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

眼鏡を掛けて仕事をしたい-。日本の一部企業が視力の悪い女性にコンタクトレンズの装着を求めていることを受け、働く女性の間で反発が広まっている。ソーシャルメディア上では「♯ メガネ禁止」のハッシュタグが登場。企業側が女性らしさを求める慣習の見直しを訴える最前線となっている。

  きっかけは6日に放送された日本テレビの情報番組。企業が女性従業員に眼鏡の代わりにコンタクトレンズの装着を要求する問題を取り上げた番組放送後、ツイッター上で話題騒然となっている。見栄えが良くないから顧客の前では眼鏡を外せと注意された、目の感染症にも関わらずコンタクトを入れて仕事をせざるを得なかったなど、ざまざまな声が集まった。

  都内の生命保険会社で勤務する柳万里さん(40)は、女性が働く時には女性らしさを求められることが多いと指摘する。「眼鏡がだめな会社は男性も当然、眼鏡禁止にすべき」だと柳さんは言う。

  日本では女性のハイヒール強制反対を訴えた「♯ KuToo」が話題になったばかり。女優でライターの石川優実さん(32)は、働く女性にハイヒールの着用を要求される風習に反旗を翻し、ツイッター上で世論に火を付けた。掲げたハッシュタグは「靴(くつ)」と「苦痛(くつう)」の両方を意味する。

  石川さんはヒールを履いて立つことが女性労働者の職務要件であってはならないという要望書をまとめ、3万1000人が署名した。石川さんは「眼鏡の問題もパンプスと一緒。禁止されているのは女性だけという職場が多いようだ」とした上で、業務に眼鏡が不適切ならば男性にも禁止しなければならないはずと反論する。

  政府は女性の目の感染症や腰痛の話題に共感を寄せてはいない。共同通信によると、根本匠前厚労相は6月の国会答弁で、石川さんの訴えに対し「社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲」と、現状を容認。女性だけへの強制はハラスメントに当たるとの野党の質問をかわした。根本氏は9月の内閣改造で交代した。

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