コンテンツにスキップする

【債券週間展望】利回り曲線スティープ化一服、30年入札に期待感

11月第2週(11-15日)の債券市場では利回り曲線のスティープ(傾斜)化が一服する見通し。30年債入札では約5カ月ぶりの高利回り水準で投資家の需要が期待できるとの見方を背景に押し目買い優勢の展開が見込まれている。

市場参加者の見方

◎バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 米中貿易交渉を巡る好材料は織り込み済みで、足元の情報だけでさらに債券が売られるとは考えにくい
  • 米長期金利が2%に接近し、日本の10年債利回りもマイナス0.1%を上回り、目先は様子見姿勢になりやすい
  • 30年債の利回りが0.4%を超え、年末を控えた投資家需要などで30年債入札の結果がよければ、少しフラット(平たん)化圧力が掛かるとみる
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.13%~マイナス0.03%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 日本銀行の追加緩和期待は後退しているが、緩和姿勢には当面変化はなく、国債利回りの大幅な上昇は見込みづらい
  • 投資家の押し目買い需要が相場の下値を支えるだろう
  • ただ、米国債利回りの上昇懸念や日銀オペ減額への警戒感が続く中で、入札が相場の上値を抑える要因になる可能性がある
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.08%~ゼロ%

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
11日1-3年4200億円
3-5年3400億円
5-10年3500億円
15日10-25年1000億円
25年超300億円

過去の日銀国債買い入れオペの結果一覧

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
12日30年7000億円程度0.4%
14日5年1兆9000億円程度0.1%

主な材料

  • 11日:金融政策決定会合における主な意見(10月30・31日分)
  • 11日:9月の機械受注
  • 13日:10月の米消費者物価指数
  • 13日:パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会証言
  • 14日:7-9月期の国内総生産(GDP)速報値
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE