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世界的な債券売り、一部投資家は押し目買いの好機と受け止め

  • 米10年債利回り2%付近は間違いなく好機-エイシー氏
  • リセッション見込むなら米国は世界の国債市場で投資妙味最高

米国債相場の最近の下落は7日に拍車が掛かり、ドナルド・トランプ氏が大統領に選出されて以降で最大級の下げを記録した。経済の先行きに厳しい見方を取る多くの投資家はこの日の動きを買いの好機と受け止めている。

  この機会に飛びついている人もいるようだ。7日午後の市場ではトレーダーは弱気なポジションを現金化し、押し目買いする投資家が殺到。一時3カ月ぶり高水準の1.97%を付けていた米10年債利回りは、安全資産の見直し買いで1.92%に戻した。

  米中貿易交渉の進展の兆しがここ数日、債券相場に打撃を与えており、7日には米中両国が貿易合意がまとまれば互いに関税を段階的に撤回することで合意したと伝えられた。

  アバディーン・スタンダードのマネーマネジャー、ジェームス・エイシー氏は今週、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「市場心理はかなり急速に変化した。『世界の終わりだ』という感覚から『すごい、何の問題もない』に変わった。これは非常に大きな過剰反応だ」と指摘。今回の債券売りは「絶対に間違いなく」買いの好機を生み出したと思うと述べ、10年債利回りが2%を付ければ特にそう考えると語った。

10-year Treasury rate moves to three-month high

  エイシー氏は「自分と同様、経済がリセッション(景気後退)に向かうと考えるなら」、米国は世界の国債市場で最も投資妙味が高いと指摘。ドルが依然として世界の準備通貨である上、連邦準備制度の利下げ余地も大きいと述べた。

原題:
Global Bond Sell-Off Persuades Some Investors to Buy the Dip(抜粋)

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