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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

運用のプロ、米国株高値追いでも喜べず-ベンチマーク下回る成績で

  • このところのリスクオンの株高で痛みの度合いを強める運用担当者も
  • 多くが循環的な方向転換に乗れなかった-ウェルズFのハーベイ氏
Vehicles travel along highways at dawn in this aerial photograph taken in Shanghai, China, on Sunday, Aug. 18, 2019. U.S. President Donald Trump said he plans for 10% tariffs on an additional $300 billion in Chinese imports, after an earlier imposed tariffs on $200 billion in Chinese imports.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

米国の株式相場は新高値を追うが、プロの運用担当者は素直に喜ぶことができないでいる。自らの運用実績を考えると、夜もよく眠れないファンドマネジャーも多いだろう。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)の集計データによれば、10月末時点で大型株のアクティブ運用ミューチュアルファンドのうちベンチマークを上回る成績となっているのはわずか29%。今年1-6月(上期)の41%から低下した。

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  2018年終盤に大きく下げたアップル株に対して警戒感は根強いが、同銘柄による19年のリターンはS&P500種株価指数のほぼ3倍。公益株や高配当銘柄に安全性を求め殺到したマネーマネジャーは、このところのリスクオンの株高で痛みの度合いを強めている。また銀行株と工業銘柄はここ3カ月、持ち直しているが、リセッション(景気後退)懸念からベータ値の高い銘柄を敬遠していた向きには打撃だ。

  ウェルズ・ファーゴの株式戦略責任者クリス・ハーベイ氏は顧客向けリポートで、「多くが循環的な方向転換に乗れず、世界的なリセッションと低金利長期化、反中国姿勢の貿易に対して過度に買い持ちとしている」と指摘、 「こうしたポジショニングが原因のアンダーパフォーマンスは大きな損失をもたらしている」と記した。

原題:
Career Risk Flashing in Fund Land as Only 29% Beat Benchmarks(抜粋)

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