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11月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、対円で一時5カ月ぶり高値-貿易交渉楽観  

  7日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。円に対しては一時、約5カ月ぶりの高値をつけた。米中貿易協議に対する楽観を受けて米国債利回りが大きく上昇した。ただこれらの動きは、米国の対中関税撤回計画に米政権内部で強い反対があるとロイター通信が報じた後に失速した。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇
    • 中国と米国が相互の製品に賦課している関税を段階的に撤回することで合意したと明らかになる中、一時は0.2%下げていた
    • 両国は来週末までに第1段階合意の文書化を希望-FOX
    • ドルは主要10通貨に対し高安まちまち
    • 米10年債利回りは一時1.97%に上昇-8月1日以来の高水準
  • ポンドは幅広い通貨に対して下落。イングランド銀行の景気見通しへのリスクは「下方向に傾いている」との認識をカーニー総裁が示した

    • ニューヨーク時間午後4時59分現在、ポンドは対ドルで0.3%安の1ポンド=1.2817ドル。一時は1.2795ドルまで下落
    • 英中銀は政策金利を据え置いたが、委員2人が予想外に利下げを支持
  • ドルは対円で0.3%高の1ドル=109円28銭
    • 一時は109円49銭と、5月31日以来の高値に上昇
  • ユーロはドルに対して0.1%安の1ユーロ=1.1050ドル

原題:Haven Currencies Dip, Yields Rise on Trade Outlook: Inside G-10(抜粋)  

◎米国株・国債・商品:株指数は最高値、米中交渉で相反する報道

  7日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が最高値を更新した。米中貿易協議の進展状況を巡って相反する報道が流れ、午後に伸び悩んだ。

  • 米国株は上昇、S&P500種とダウ平均が最高値
  • 米国債は下落、10年債利回り1.93%
  • NY原油先物は反発、米中協議進展で
  • NY金先物は反落、3カ月ぶり安値-逃避需要が後退

  米中が段階的な関税撤回で合意したことが明らかになり、買いが先行した。ただ、米政権内部で関税撤回の計画に対して強い反対があるとのロイター通信の報道を受けて、相場は伸び悩んだ。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長はその後、米中両国が「第1段階の合意に至れば、関税の合意・譲許もあるだろう」とブルームバーグに語った。

  ロイターの報道が流れる前はリスク選好の動きが強まり、金や国債など安全な資産が下落。公益事業や不動産などディフェンシブ銘柄も下げた。

  S&P500種が前日比0.3%上げて3085.18。ダウ工業株30種平均は182.24ドル(0.7%)高い27674.80ドル。ナスダック総合指数は0.3%上昇。ニューヨーク時間午後4時41分現在、米国債市場では10年債利回りが10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.93%。

  TIAAの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「合意文書に署名されるまで、市場は慎重な姿勢を維持し、最善のシナリオを織り込まないと思う」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。米国と中国で輸送燃料の需要を抑制していた両国間の貿易問題が解決に向けて進展したと伝わり、買いが膨らんだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は80セント(1.4%)高い1バレル=57.15ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は55セント高の62.29ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。8月初旬以来の安値を付けた。米中が段階的な関税撤回で合意したとの報道を受け、安全な逃避先としての金の需要が弱まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.8%安い1オンス=1466.40ドルで終了。

原題:Stocks Hit Record Even as Trade Concerns Linger: Markets Wrap(抜粋)

Oil Rises as U.S.-China Work to Agree on Tariff Rollbacks

PRECIOUS: Gold Falls to 3-Month Low as Trade View Dents Demand 

◎欧州債:ユーロ圏債下落、通商懸念が緩和-フランス債利回りプラス

  7日の欧州債市場でユーロ圏国債が下落。米中両国が関税を段階的に撤回することで合意したとの発表を受け、世界的な景気回復への楽観が広がり、国債に対する逃避需要が後退した。フランスとベルギーの10年債利回りは7月半ば以降で初めてプラス圏となった。

  • イタリア債は下落、ユーロ圏の他国債を下回るパフォーマンスだった。ドイツ債とのイールドスプレッドは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して138bp
  • ドイツ債はベアスティープ化。10年債利回りは9bp上げてマイナス0.24%。ECBが追加刺激策として資産購入の可能性を示した6月18日の水準に迫った
    • フランス債は中核国・準中核国債のパフォーマンスを上回った。国債入札では総じて需要が旺盛だった
  • 英国債のイールドカーブはスティープ化。英金融政策委員会メンバーのうちソーンダース、ハスケル両委員が利下げを主張したことに反応し、償還期間の短い国債が底堅く推移した一方、長期債は世界的な貿易見通しを手掛かりに売られた
    • 短期金融市場は2020年12月の18bpの利下げを織り込んでいる。前日時点では15bpの利下げ幅だった
  • フランス10年債利回りは9bp上げて0.05%、イタリア10年債利回りは16bp上昇の1.16%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:European Bonds Slide as Trade Fears Recede; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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