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トランプ氏の同盟国軽視がNATOを死に追いやる-マクロン仏大統領

フランスのマクロン大統領は、トランプ米大統領が欧州の同盟国に背を向けており、70年の歴史を持つ北大西洋条約機構(NATO)を弱体化させていると指摘。欧州同盟国にとって存続が脅かされる状況が生まれているとの認識を示した。

  マクロン大統領は7日発行の英経済誌エコノミストとのインタビューで、「NATOは現在、脳死状態にある」と言明。NATOの基本原則である「集団防衛」に疑問を投げ掛けた。「長期的に見て、われわれが地政学的に消え去る、ないし少なくとも自らの運命をコントロールできなくなる相当なリスクが存在する」と述べた。

  トランプ大統領は10月、シリア北部からの米軍撤収を表明。この決定には、トルコによるクルド人勢力への攻撃にゴーサインを与え、「イスラム国(IS)」復活とクルド人虐殺を招く危険があるとして批判の声が上がっている。トルコと米国は共にNATO加盟国だが、両国は他の加盟国と事前に協議せずに決定。マクロン大統領の怒りを買った。

  マクロン氏は、米国が戦略的決定を行う上でNATOのパートナーらと協調せず、もう1つのパートナーであるトルコが協調せずに侵略を進めている状況をわれわれは目の当たりにしていると指摘。NATOの戦略的目標の明確化が必要だとの認識を示した。

原題:
Trump’s Neglect of U.S. Allies Is Killing NATO, Macron Says(抜粋)

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