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英中銀、政策金利を0.75%に据え置き-委員2人が予想外の利下げ支持

  • ソーンダース、ハスケル両委員が0.25ポイントの利下げ主張
  • 状況悪化なら金融緩和が必要になる可能性-議事要旨

イングランド銀行(英中央銀行)は7日、政策金利据え置きを発表した。欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感と世界的景気減速への懸念が強まる中、金融政策委員会(MPC)メンバー2人が利下げを主張した。

  中銀は政策金利を0.75%に据え置くことを7対2で決定した。ソーンダース、ハスケル両委員が、見通し悪化の恐れと労働市場に転換の兆しが見られることを理由に0.25ポイントの利下げを求めた。ハスケル委員の利下げ支持は予想外だった。利下げ支持票は2016年以来初めてだったが、状況が悪化すれば、緩和を支持するメンバーが増える可能性がある。

  同日公表された議事要旨は「世界の成長が安定化しない場合、またEU離脱を巡る不透明感が定着したままである場合、予想される回復を金融政策によって後押しする必要が生じる可能性がある」とのMPCの認識を示した。リスクが顕在化しなければ、限定的で漸進的な利上げというこれまでのガイダンスが依然有効だとも言明した。

Pound drops after two policy makers vote for rate cut

  

  中銀は名称変更した「金融政策報告」で、成長とインフレの見通しを下方修正した。予想引き下げの大半は外的要因に起因すると指摘した。新たな予想はEU離脱後について、EU・カナダ間の「包括的経済貿易連携協定(CETA)」のような自由貿易協定への「秩序ある移行」を前提としているという。

  市場は今後3年間で1回の利下げを織り込みつつある。この市場予想に基づいて中銀は、2020年の成長率予想を1.2%と従来予想の1.3%から引き下げ、21年は1.8%(従来2.3%)に下方修正した。

原題:Two BOE Members Unexpectedly Vote for Rate Cut as Outlook Sours(抜粋)
Two BOE Members Unexpectedly Vote for Rate Cut as Outlook Sours

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