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債券は下落、リスク選好の売りで長期金利は一時5月以来の高水準

更新日時

債券相場は下落。長期金利は5月以来の水準まで上昇した。米中が段階的な関税撤回で合意したとの報道を受けてリスク選好の動きが強まり、売りが先行した。もっとも、その後は金利上昇を受けて国内投資家からの買いが入り、相場は下げ幅を縮めた。

  • 新発10年債利回りは一時前日比4.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.045%と5月22日以来の水準まで上昇。その後はマイナス0.065%まで戻した
  • 新発20年債利回りは3.5bp高い0.30%と5月以来の高水準を付けた後、0.295%にやや戻して推移
  • 長期国債先物12月物の終値は29銭安の152円91銭。朝方に前日比65銭安の152円55銭まで下落したが、徐々に下げ幅を縮め、この日の高値圏で引けた

市場関係者の見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の六車治美シニアマーケットエコノミスト

  • リスクオンのモメンタムが続いており、海外勢もフラットニング(利回りの平たん化)のポジションを外しているようだ
  • 20年債金利が久しぶりに0.3%を付け、実需の押し目買いも出ており午後に入って下げ渋った
  • 日銀が5日の超長期債買い入れを減額するなど、市場は金融調節スタンスに疑心暗鬼になっており、債券相場の方向感を読みにくくしている
長期国債先物12月物の日中取引推移

10年物価連動債入札

  • 最低落札価格は102円90銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値と一致
  • 応札倍率は3.43倍と前回3.84倍を下回った
  • 10年物価連動国債の過去の入札結果
  • 東海東京証券の佐野一彦チーフストラテジスト
    • 入札は無難な結果だったが、特に材料視されてない
    • より長いゾーンは押し目買いが入っており、売り買いがぶつかっている

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.180%-0.185%-0.065%0.295%0.445%0.470%
前日比+1.5bp+2.5bp+2.5bp+3.0bp+4.0bp+4.0bp
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