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DeNA半年ぶり安値、7-9月利益は予想以下-「ポケモン」懸念も

ディー・エヌー・エーの株価が半年ぶりの安値を付けた。前年同期に比べ5割を超す営業減益となった7-9月期(第2四半期)決算は市場予想を下回る低調な内容で、今後についても新規投入したスマートフォンゲーム「ポケモンマスターズ」の改修費用負担などがアナリストの間で警戒されている。

  7日のDeNA株は一時、前日比5.9%安の1720円と大幅に3日続落。5月9日以来の安値水準に沈んだ。

7-9月期業績のポイント(カッコ内は前年同期比、▲はマイナス)
  • 売上高338.7億円(▲1.3%)、市場予想343.3億円
  • 営業利益27.3億円(▲51%)、市場予想48.1億円
  • 純利益23.5億円(▲47%)、市場予想34.9億円
  • 主力のゲーム事業は8、9月に「ポケモンマスターズ」「マリオカートツアー」など新規タイトルを投入したが、既存タイトル中心の収益貢献で売上高は1%増、営業利益は26%減
    • ポケモンは配信開始から4日で全世界累計1000万ダウンロード超、ゲームバランスや各種機能改修を今期末にかけ実施
    • マリカツアーは配信開始から約1カ月のダウンロード数やプレイ人数は任天堂との協業タイトル中、過去最高水準で推移
  • スポーツ事業はプロ野球主催試合の観客動員数増加を背景に、売上高は8%増、営業利益は6%減
  • 全体的な費用面では人件費や業務委託費などの増加が利益を抑制

  SMBC日興証券の前田栄二アナリストはリポートで、6日発表の第2四半期決算は市場コンセンサスを下回り、「ネガティブな印象」と分析。スマホゲームの売り上げは既存タイトルの減衰傾向が続く半面、新規タイトルが貢献し始めたが、第3四半期以降は「不具合などでスタートの勢いが保てなかった『ポケモンマスターズ』の改修費用などが負担となる懸念も残る」と指摘した。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の荒木正人アナリストも、新規タイトルの「収益貢献待ちのスタンス」としている。同証による業績予想の見直しに伴い、目標株価を1900円から1700円に引き下げた。

DeNA株の年初来推移
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