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香港の地方議会選、24日実施に不透明感-親中・民主派候補襲撃で

  • 区議選は数少ない民意を反映する機会-延期なら民主主義に打撃
  • 親中派候補が刃物で刺され、民主派候補は耳の一部を食いちぎられる

香港では民主化を求める抗議活動が約5カ月にわたり続いている。だが、24日実施の区議選(地方議会選)の立候補者が襲われる事件が今週2件発生し、予定通りに行われるかどうか不透明感が出ている。

  抗議活動参加者を批判する扇動的発言で知られる親中派の何君堯氏が6日、選挙運動中に刃物で刺された。今週に入り、民主派候補が耳の一部を食いちぎられる事件も起きた。

  450議席余りを争う区議選は6月に抗議活動が始まってから香港全域で実施される初の選挙。相次ぐデモが破壊行為や警察との衝突、偶発的な集団暴行に発展する中、民主主義への香港のコミットメントが試されることになる。

HONG KONG-CHINA-POLITICS-CRIME

何君堯氏(7月23日)

Photographer: Philip Fong/AFP via Getty Images

  林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は区議選を延期するかどうかを判断する権限を持つ。香港政府が立法会(議会)に提出した文書によると、「暴動や公然の暴力、または公衆衛生・安全への危険」が生じた場合、区議選の延期が可能だ。

  区議選は中国による香港統治で数少ない民意を反映する機会であり、実際に先延ばしとなれば香港の民主主義は打撃を受ける。

  区議会議員の政治的影響力は限られるが、行政長官を選ぶ選挙委員会には区議枠が設けられているほか、区議選は来年の立法会選挙の議席にも影響する見込み。

原題:Broad Daylight Hong Kong Stabbing Threatens Election (Correct)(抜粋)

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