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米クアルコムの売上高見通し、 スマホ需要回復の可能性示唆

更新日時
  • 7-9月期の売上高と利益は市場予想上回る
  • クアルコムの株価は時間外取引で一時約5%上昇

クアルコムが6日に示した10-12月(第1四半期)売上高見通しは市場予想を上回った。スマートフォン需要が長引く低迷から緩やかに持ち直す可能性が示唆された。株価は時間外取引で一時約5%上昇した。

  6日の発表資料によると、10-12月期売上高は44億-52億ドル(約4800億-5700億円)を見込む。予想レンジの中央値は48億ドルで、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は47億8000万ドルだった。7-9月(第4四半期)の利益と売上高は市場予想を上回った。

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モレンコフCEO

  投資家はクアルコムが5年連続減収を経て、次世代通信規格「5G」技術での優位を利用し再び増収を達成できるか注目している。スティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)はインタビューで、売上高が前年同期比で依然減少しているものの、市場は懸念されていた状況より好調で、同社は来年の早い時期に5Gの急速な浸透から恩恵を受ける見込みだと説明した。売上高予想レンジの上限に達すれば、6四半期ぶりの増収となる。

  モレンコフCEOは「5Gで多くの動きが見られる」と述べ、四半期決算と見通しは「5Gが来年、転換点を迎えるとのわれわれの確信」の表れだと説明した。同CEOはクアルコム製チップ搭載の5Gモデルが現在230種と、3カ月前の150種から増えていることも明らかにした。

  クアルコムはスマホ市場について、2019年に最低17億台に減少した後、来年は回復すると予想。20年の出荷台数が最高18億5000万台に上り、そのうち5G端末は最高2億2500万台に達するとの見通しを示した。

  同社の半導体部門トップ、クリスティアーノ・アモン氏はアナリスト向け電話会議で、5Gを巡る予想は慎重だと述べ、消費者がスマホのアップグレードをより頻繁に行うなら、この数字は増える可能性があると語った。

  7-9月期決算は、純利益が5億600万ドル(1株当たり42セント)と、前年同期の5億1300万ドル(約36セント)の赤字から改善した。一部項目を除いたベースの1株利益は78セントで、アナリスト予想平均の71セントを上回った。売上高は17%減の48億1000万ドルで、アナリスト予想平均は47億1000万ドルだった。

原題:Qualcomm Projects Strong Revenue, Suggesting Smartphone Gain (3) (抜粋)

(スマホ市場の見通しや7-9月期決算などを追加して更新します)
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