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ドイツで景気後退リスク上昇、製造業不況の波及を経済諮問委が警告

ドイツ政府の助言機関である経済諮問委員会のフォルカー・ヴィーラント委員は、製造業の不況が経済全体をリセッション(景気後退)へと追い込む恐れがあると警告した。

  ヴィーラント氏によると、「世界貿易の落ち込みは製造業を直撃した。製造業はリセッションに陥っている」と指摘。「雇用が失われ、製造業が他のセクターの足を引っ張る恐れがある。リセッションのリスクは上昇したが、現在のところまだその段階には至っていないと分析している」と説明した。

  同委員会が毎年行う経済評価によると、来年の成長率見通しは0.9%に引き下げられた。輸出主導のドイツ製造業が世界的な減速の影響を受けるとみられている。今年の成長率は0.5%にとどまるが、「広範かつ深刻な」リセッションは回避できると予想されている。

  今年3月時点の見通しでは今年の成長率は0.8%、来年は1.7%だった。

  ヴィーラント氏はブルームバーグの質問に対し、「ドイツ政府が投資を行っていないというのは作り話だ」と電子メールで回答。「抑制要因は他にある。例えば建設の過剰な設備稼働率や、外国企業の参入を妨げる障壁などだ。また規制や、環境への配慮、市民からの抗議もインフラ投資の拡大または加速を阻止する傾向がある」と指摘した。

原題:Merkel Adviser Warns of Rising Recession Risk on Industry Slump(原題)

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